雨戸は雨や風から窓を守るためのものと思われがちですが、実は防犯の面でも頼れる設備です。
ただし、使い方を間違えると思わぬ落とし穴につながることもあります。
そこで本記事では、雨戸の防犯効果や種類ごとの特徴、正しい使い方、さらに安心を高めるための追加対策まで詳しく解説します。
雨戸に防犯効果はある?

まずは、なぜ窓が狙われやすいのか、そして雨戸がどのように役立つのかを説明します。
空き巣は窓から侵入することが多い
空き巣などが侵入するのは、玄関よりも窓からのケースが多いといわれています。
とくに一戸建ての1階の窓や、人目につきにくい裏側の窓は狙われやすいです。
窓ガラスを割ったり、鍵を壊したりすることで、窓から短時間で室内に入ることができるのです。
雨戸があることで時間がかかる
窓から侵入されるケースは多いですが、雨戸があることで窓ガラスの外側にもう一枚の板がある状態になります。
これによって、侵入までに手間と時間がかかってしまうのです。
空き巣は、音が出たり時間がかかったりすることを嫌がるため、雨戸があるだけで狙われにくくなる効果が期待できます。
雨戸の種類と防犯面での特徴

一口に雨戸といってもさまざまな種類があり、開閉の仕方や使い勝手、防犯面での特徴がそれぞれ異なります。
自分に合ったものを選ぶためにも、まずは代表的な4つの種類の違いを知っておきましょう。
引き戸タイプ
引き戸タイプは、窓の外側のレールに沿って左右にスライドさせて開閉するものです。
日本の住宅で昔から広く使われてきたタイプになります。
構造がシンプルなので故障しにくく、使わないときは戸袋に収納できるため、見た目もすっきりします。
防犯面では、すべての鍵をしっかりとかけることが大切です。
また、レールにゴミが溜まると動きが悪くなるので、定期的に掃除をしましょう。
折れ戸タイプ
折れ戸タイプは、扉を外に向かって折りたたむようにして開閉するタイプです。
引き戸のような戸袋が不要なので、壁面にスペースがない住宅やリフォームでも取り入れやすいのが特徴です。
折れ戸タイプも、侵入する際は窓の前に雨戸を壊さないといけないため、侵入に時間がかかって防犯対策になります。
ルーバータイプ
ルーバータイプは、羽根板(ルーバー)がついている雨戸で、閉めたままでも羽根の角度を調整して風や光を通せるのが最大の特長です。
ただし、羽根の隙間から外の様子が見えたり、羽根の間から工具を差し込まれてこじ開けられる恐れもあるため、防犯性を重視する場合は補助錠の併用をおすすめします。
シャッタータイプ
シャッタータイプは、窓の上部のシャッターボックスから巻きあげて、上下に開閉するタイプです。
手動式のほか、リモコンやスイッチで操作できる電動式があり、力をかけずに開閉することができます。
シャッタータイプは頑丈なため、台風対策だけでなく防犯面でも高い効果が期待できます。
電動式にはタイマー機能付きもあり、不在時の対策にも役立ちます。
雨戸の正しい使いかた

雨戸は防犯の強い味方になりますが、ただ閉めれば良いというわけではありません。
しっかりと防犯対策をするためには、正しい使いかたを覚えておくことが重要です。
昼間は閉めっぱなしにしない
日中ずっと雨戸が閉まっていると、空き巣に「留守です」と知らせていることになります。
空き巣は必ず下見をおこない、留守の多い家を狙う傾向があります。
そのため在宅中はもちろん、短時間の外出でも一部を開けておくなどして、閉めっぱなしにしない工夫が必要です。
就寝時や外出時は必ず施錠する
雨戸はただ閉めるだけでは、外から持ち上げたり引いたりして開けられてしまうことがあります。
そのため、しっかりと施錠する習慣をつけておきましょう。
外出時だけでなく、夜の就寝時にも忘れずに施錠することが大切です。
雨戸と一緒に取り入れたい防犯対策

雨戸は防犯対策に効果的ですが、雨戸があれば絶対に安全というわけではありません。
こじ開けられたりする可能性はあるため、雨戸だけに頼らず、他の対策も一緒に組み合わせることで効果を高めることができます。
補助錠を追加する
雨戸や窓の錠が一つだけだと、こじ開けられる可能性があります。
そこで補助錠を別で追加に取りつけて、「ワンドア・ツーロック」にしましょう。
補助錠は工具なしで後付けできるタイプが多いため、取り入れやすい対策です。
補助錠を追加することで侵入にかかる時間が延びるため、犯行を諦めさせる効果が期待できます。
防犯フィルムを貼る
窓ガラスを割って侵入されやすいため、防犯フィルムを貼るのも効果的です。
防犯フィルムは厚みがあってガラスの強度を高めるため、侵入に手間と時間がかかります。
選ぶ際は、防犯性能の高さを示す「CPマーク」付きの製品がおすすめです。
防犯フィルムも手軽に取り入れることができる対策です。
タイマー付きの雨戸にする
電動シャッタータイプの雨戸には、時間を設定して自動で開閉できるタイマー機能付きのものがあります。
これを利用することで、旅行などで長い期間留守にする際も毎日決まった時間に開閉することができて、不在を悟られにくくなります。
また、閉め忘れや開け忘れの防止にもつながります。
当社の窓・シャッター交換については「窓・シャッター交換」をご覧ください。
まとめ
雨戸は窓ガラスの外側にもう一枚の壁をつくり、侵入に手間と時間をかけさせることで防犯に役立つ設備です。
引き戸・折れ戸・ルーバー・シャッターなど種類があり、それぞれ特徴が異なるため住宅に合った雨戸を選ぶことが大切です。
また、昼間は閉めっぱなしにせず、就寝時や外出時には必ず施錠しましょう。
さらに、補助錠や防犯フィルム、タイマー付き雨戸を組み合わせればより安心です。
雨戸を正しく使って、大切な住まいを守りましょう。
*K*
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