「そろそろバリアフリーにしたほうがいいのかな?」と感じ始めたものの、実際にいつ工事に踏み切ればよいのか分からず、リフォームを先延ばしにしている方は多いのではないでしょうか。
バリアフリーリフォームはすぐに必要になる工事ではありませんが、先延ばしにしてしまうといざ必要になったときに慌てて工事をすることになってしまいます。
本記事では、バリアフリーリフォームの目的や失敗しにくいタイミング、リフォームの内容や注意点について詳しく解説します。
バリアフリーリフォームの目的

バリアフリーリフォームの一番の目的は、住まいの安全性を高めて快適に過ごせる環境を作ることです。
安全性が高まることで、つまずきや転倒などの事故を未然に防ぐことができます。
それだけでなく、バリアフリーにすることで自分の力でできることが増えて、自立した生活を続けやすくなります。
その結果、介護者の身体的な負担を軽減できたりと暮らし全体にゆとりが生まれて、安心して長く暮らし続けることができます。
バリアフリーリフォームのタイミング

バリアフリーリフォームに踏み切るタイミングは家庭ごとに異なりますが、よくあるパターンは以下のタイミングになります。
50代前後が一つの目安
50代前後では体力面でまだ余裕があり、資金計画も立てやすい時期です。
また、住まい自体も築年数的にメンテナンス時期を迎えていることが多いため、将来を見据えて動き出すには無理のないタイミングといえます。
住宅メンテナンスと同じ時におこなう
住宅には寿命があり、外壁や屋根などのメンテナンスの時期が必ずやってきます。
この機会に合わせて段差の解消や手すりの設置などをしておくと、手間や追加の工事費用を抑えることができるため、効率よくバリアフリーリフォームを進めることが可能です。
子どもが独立した時
子どもたちが家を出て夫婦二人暮らしになると環境ががらりと変わり、使わない部屋も増えて間取りを見直しやすくなります。
そのため、このタイミングで将来を見据えた間取り変更やバリアフリーリフォームを一緒に検討すると良いでしょう。
親の介護が必要になった時
親に介護が必要になったときは、バリアフリーリフォームを検討する良いタイミングといえます。
転倒や入浴時の事故などを防ぐためにできるだけ早くおこなうことが大切で、玄関の段差解消、トイレや浴室の手すり設置などが必要です。
急に介護が必要になった場合は困ることも少なくないため、日頃からもしもの時にどうするかについて家族で話し合っておくと安心です。
当社の浴室リフォームについては「浴室のリフォーム」をご覧ください。
バリアフリーリフォームの内容

バリアフリーリフォームと一口に言っても、工事の内容は住まいの状況や目的によってさまざまです。
具体的には以下のようなリフォームがあります。
段差の解消
玄関や部屋の間にある小さな段差でも、つまずきや転倒の原因になります。
これらの段差をなくして床をフラットにしたり、スロープを設けたりなどの工事をおこなうことで、家の中の移動をスムーズにすることができます。
手すりの設置
階段や廊下、浴室、トイレなどに手すりを取り付けることで、日常の動作がぐっと楽に安全になります。
手すりは設置場所によって高さや向きを調整することも大切です。
当社の手すり・スロープ設置については「手すり・スロープ取付」をご覧ください。
開き戸から引き戸への変更
開き戸は開閉に体を大きく動かす必要があり、高齢者や車椅子を使う場合は負担になりやすいです。
引き戸であれば横にスライドするだけで開閉することができ、少ない動作で済んで通行もしやすくなります。
通路・出入口の幅を広げる
車椅子での移動がある場合は、廊下や出入口の幅を広げておくことも重要なポイントです。
十分なスペースがあることで動きやすくなり、スムーズに通ることができます。
床材の変更
滑りやすい床材は転倒のリスクを高めてしまいます。
そこで、滑りにくい素材やクッション性のある床材に張り替えることで、万が一転んだ場合でも衝撃を和らげることができます。
バリアフリーリフォームの注意点

バリアフリーリフォームにはさまざまな工事が存在するため、進め方を誤ると費用がかさんだり、実際の生活に合わなかったりすることがあります。
最後に、バリアフリーリフォームでの失敗を防ぐためのポイントを紹介します。
優先順位をつける
すべてを一度に取り入れようとすると、費用も工期も大きく膨らんでしまいます。
そのため、トイレや浴室などの転倒しやすい場所や不便に感じている場所を把握して、緊急度の高い箇所から順に進めることがおすすめです。
本人の意見をしっかり聞く
手すりの高さや位置は人によって合う場所が違うため、工事後に使いにくいといったことが起こらないようにするために、実際に使う本人の意見をしっかり聞くことが不可欠です。
普段の動き方を一緒に確認しながら、本人が納得できる形で話を進めましょう。
補助金を確認する
介護保険の住宅改修費や、多くの自治体で実施している補助金制度を使えば、負担を大きく減らすことができます。
ただし、多くの制度では着工前の申請が必要で、対象の工事や上限額も決まっています。
補助金を活用したい場合は、お住まいの自治体に相談しておくと安心です。
下地補強はあらかじめしておく
手すりは壁の中に支えとなる下地がないと、体重をかけたときに外れて危険です。
そのため今は必要なくても、将来的に手すりが必要になりそうな場所に下地補強をしておくことで、今後取り付ける際に手間や費用を省くことができます。
まとめ
バリアフリーリフォームは、住まいの安全を守り、自立した暮らしを長く続けるための工事です。
リフォームをおこなうタイミングは家庭ごとによって異なりますが、体力や資金に余裕のある50代ごろ、外壁や屋根の補修時、子どもの独立時、親の介護が始まった時などがリフォームをしやすいタイミングになります。
段差の解消や手すりの設置などを、優先順位を決めて進めることが重要です。
まずは今の暮らしと将来をイメージして、本人の意見も聞きながら無理のない範囲で検討してみましょう。
*K*
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