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襖と障子の違いは?それぞれのメリットや共通点も解説!

2023年9月17日更新

和室といえば、襖や障子を思い浮かべる人も多いでしょう。

 

襖と障子は、どのように違うのでしょうか?

 

この記事では、襖と障子の違いや共通点についてご紹介します。

 

また襖と障子のそれぞれのメリットについてもご紹介するので、最後まで記事をチェックして下さいね!

 

襖とは

襖と障子の違いは?それぞれのメリットや意外な共通点も解説!(1)

まずは、襖がどのようなものかについて見ていきましょう。

 

襖は建具の一種で、木で作られた枠組みの両面に布や紙を貼ったものです。

 

襖には丸い引手が付けられていることが多く、引手に指を引っかけて開け閉めします。

 

襖には大きく分けて4つの種類があり、一般的に知られている本襖は、枠組みの上に何枚もの紙を重ねて貼っています。

 

また、最近の集合住宅などで多く使われているダンボール襖は、文字通りダンボールを使用して作られたもので、価格がリーズナブルで量産できるのが特徴です。

 

襖の種類や特徴、張り替え方法などについて詳しくご紹介した記事は、こちらからご確認いただけます。

 

障子とは

襖と障子の違いは?それぞれのメリットや意外な共通点も解説!(2)

障子というのは、襖と同じように和室に使用される建具で、木材で組んだ格子の片面に紙を貼ったものです。

 

障子は襖とは違って、薄い和紙が光を通すので、あかり障子とも呼ばれています。

 

現在、広く知られている障子はあかり障子が多いですが、元々は戸や衝立、襖のことも障子と呼んでいた時代がありました。

 

障子には、大きく分けて以下の4種類があります。

 

水腰障子

一般的に障子と呼ばれているもので、全面が障子になっています。

 

格子の配列は、縦6マス×横4マス、もしくは縦8マス×横3マスとなっていることが多いです。

 

腰板障子(腰付障子)

全面が障子ではなく、下部に腰板と呼ばれる板が張り付けあれています。

 

腰板は35~70cmほどの高さがあるので、寝ているときなどの目隠しとしても有効です。

 

腰坂に絵などが描かれているオシャレなタイプもあります。

 

額入り障子

額入り障子は、中央などに額があり、そこにガラスがはまっており、外の景色が見られるようになっています。

 

額以外の部分は障子なので、額の部分からだけ外が見える構造です。

 

昭和の初期などに多く見られたタイプの障子で、「ガラス障子」とも呼ばれています。

 

猫間障子(雪見障子)

猫間障子は、障子の一部を観音開きや摺り上げで動かすことができます。

 

猫間障子という名称から、猫が出入りするために作られた障子という説もあります。

 

この動かすことができる部分にガラスをはめたものを、雪見障子といいます。

 

雪見障子は、庭の雪が見たいときには障子を動かしてガラスの部分から見ることができたことから付けられた名称です。

 

襖と障子の違いって?

襖と障子の違いは?それぞれのメリットや意外な共通点も解説!(3)

襖と障子の大きな違いは、襖が木枠の両面に紙や布が貼ってあるのに対して、襖は片面だけということです。

 

また、襖は光や風を完全にシャットアウトしてしまいますが、障子は光を通し、障子のタイプによっては、風も通すことができるということもあります。

 

紙が貼ってあるものに関しては、襖は中の紙が何重にも貼られているため、襖のほうがかなり丈夫です。

 

一般的な障子は全面が格子に紙が貼られているもので、破れやすく、障子紙の張り替え作業は比較的短期間で行う必要があります。

 

最近では貼り替えやすい障子紙もホームセンターで売ってるほどに、障子紙は貼り替えの頻度が高いです。

 

襖の場合は、貼り替えの頻度はそれほど高くありません。

 

メンテナンスの手軽さからいえば、障子よりも襖のほうが優れています。

 

弊社では、障子と襖の貼り替え作業も承っておりますので、一気に貼り替え作業を行う時などにぜひご利用下さい!

 

襖と障子の共通点

襖と障子の違いは?それぞれのメリットや意外な共通点も解説!(4)

障子と襖の共通点についても見ていきましょう。

 

先ほども紹介しましたが、襖もかつては障子の種類の1つとして数えられていました。

 

障子は奈良時代前後に大陸から伝わったとされていますが、大陸で障子と呼ばれているものと日本で障子と呼ばれるようになったものには違いがあるため、今のような障子が大陸から伝わったわけではない可能性もあります。

 

障子が日本独自の進化を遂げていく中で、障子の1つとして襖障子が生まれ、それが襖として定着していったと言われています。

 

つまり、襖は障子の進化系の建具ともいえるでしょう。

 

襖のメリット

襖と障子の違いは?それぞれのメリットや意外な共通点も解説!(5)

襖のメリットについても見ていきましょう。

 

襖には、以下のようなメリットがあります。

 

部屋の仕切りになる

襖は部屋を仕切ることができるので、広いスペースを一部屋から二部屋、四部屋にしたりということが可能です。

 

また、襖は障子のように貼られている紙が薄くないため、しっかり目隠しができ、プライバシーも確保できます。

 

木枠に紙が何重にも貼られているため、防音効果も期待できます。

 

保温・調湿をしてくれる

襖は木枠に紙が何重にも貼られているため、調湿効果があります。

 

調湿効果によって、カビが生えにくくなるのもメリットです。

 

同じ理由で保温もできるため、防寒にも役に立ちます。

 

また、襖はウイルスやアンモニアを吸着するという働きもあり、防臭効果も期待できます。

 

ただ、吸着し続けると襖の表面が汚れるので、定期的な貼り替えが必要です。

 

襖の貼り替えはDIYでも可能ですが、障子よりも少し面倒です。

 

襖の貼り替えをお考えの際は、ぜひ弊社をご利用下さい!

 

障子のメリット

襖と障子の違いは?それぞれのメリットや意外な共通点も解説!(6)

障子のメリットについても見ていきましょう。

 

障子のメリットには、以下のものがあります。

 

カーテンに比べて断熱効果が高い

障子は、カーテンに比べて断熱効果が高いのがメリットです。

 

そのため、暖房を使用した場合でも、部屋の暖かな空気がカーテンよりも逃げにくい状態になります。

 

さらに、外から入る熱を防ぐ効果もあるので、夏も涼しく過ごすことができます。

 

部屋が明るくなる

障子は、薄い障子紙が一枚貼られているだけなので、部屋を仕切っていても、光を遮りません。

 

障子紙に使用される和紙には光を拡散させる効果があるので、部屋が全体的に自然に明るくなります。

 

また、ガラスよりも部屋に入る光が柔らかくなるので、夏の暑い日差しや西日も和らげてくれます。

 

襖と障子はルーツは同じで、襖は障子が進化したもの!

襖と障子の違いは?それぞれのメリットや意外な共通点も解説!(7)

障子と襖の違いや共通点について紹介してきました。

 

障子と襖は、木枠の片面にだけ紙が貼ってあるか、両面に紙が貼ってあるかが大きな違いです。

 

また襖はもともと障子襖と呼ばれており、古い時代には襖は障子の一種でもありました。

 

もともとは障子だったものが襖として進化したと考えられています。

 

弊社では、障子や襖の貼り替えや交換にも対応しているので、障子や襖のメンテナンスをお考えの際は、ぜひご相談下さい!

 

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