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畳の交換は自分でできる?失敗しないために知っておくべきこと

2025年4月12日更新

畳の交換は自分でできる?失敗しないために知っておくべきこと

「畳の交換って、自分でできるの?」「やっぱり業者にお願いした方がいいのでは?」そう思っている方も多いのではないでしょうか。

実は、必要な道具と正しい手順さえ押さえれば、畳は自宅で自分の手で交換できます。

そこで本記事では、畳を自分で交換する方法やメリット・デメリットを詳しく解説しながら、業者に依頼した場合との違いや選び方もご紹介します。

この記事を読めば、「自分で交換すべきか」「業者に頼むべきか」の判断ができるようになります。

ぜひ最後までご覧ください。

 

 

畳を自分で交換する方法

畳の交換は自分でできる?失敗しないために知っておくべきこと

畳の交換は必要な道具をそろえて丁寧に作業すれば、自宅の畳を自分で交換できます。

以下では、自分で畳を交換するための4つの基本ステップを紹介します。

 

①畳の解体

畳を交換するには、最初に古い畳を取り外す必要があります。

手鉤(てかぎ)があると持ち上げやすいですが、ない場合はマイナスドライバーでも代用可能です。

畳は無理に引っ張ると畳床や枠を傷めてしまうため、ゆっくり1枚ずつ持ち上げて外しましょう。

特に畳縁(たたみべり)や畳床が傷ついてしまうと、再利用が難しくなったり、仕上がりが不自然になる可能性が高いです。

また解体した畳の構造をスマホで写真に残しておくと、交換する際の参考になります。

 

②畳表と畳床を縫う

新しい畳表(たたみおもて)を畳床にしっかり縫い付けます。

畳表とは、い草などで編まれた表面部分であり、畳床(芯材)に大きな針と糸で「上綴じ縫い」で縫い付けていきます。

上綴じ縫いとは、布の端を折り込んで縫い目が表に見えるように縫う方法です。

表面がしっかり固定されると、畳がズレたりたわんだりしなくなり長持ちしやすくなります。

縫い始めは角からおこなうと全体が安定しやすくなります。

 

③畳縁を縫う

畳縁も元の位置に合わせて、平刺し縫いで固定します。

畳縁とは畳の側面にある布の装飾部分であり、見た目のデザイン性だけでなく畳の耐久性にも関わります。

縫い方が緩いと浮いたりシワになったりして、見た目が悪くなってしまうので、力加減を調整しながら均一なテンションで縫っていくのがコツです。

 

④隅を作る

最後に畳の四隅を整える作業が必要です。

隅は、畳の形状や張り具合を整える大事なポイントです。

ここがずれていると、部屋に敷いたときに浮いたりガタついたりする原因になります。

整え方に自信がない人は元の畳の構造を写真で確認したり、型紙を作っておくと安心です。

実際に解体前の畳をじっくり観察し、サイズや折り方をメモしておくと組み立て時に役立ちます。

 

 

畳を自分で交換するメリット

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畳の交換を自分でおこなうと、さまざまなメリットを感じられます。

以下では主なメリットを2つご紹介します。

 

費用が安く済む

自分で作業すれば、業者に依頼するよりもコストを大幅に抑えられます。

DIYで交換する場合、張り替えキットや材料費だけで済むのに対して、業者の場合は作業にかかる人件費が掛かるからです。

特に畳の枚数が多い部屋では1枚あたりのコスト差が大きくなり、全体で数万円の節約につながります。

またネット「畳DIYキット」を購入すると、1枚あたり数千円で販売されているのでかなり低コストで作業ができます。

リフォーム費用を抑えたい人にとって、DIYは魅力的な選択肢です。

 

好きなデザインにできる

自分の好みに合わせて、畳表や縁のデザインを選べます。

業者に依頼すると、あらかじめ決められたデザインや素材から選ばなければなりませんが、DIYなら自分の好みに合う素材を自由に選べます。

特に琉球畳のようなモダンなデザインやカラー畳を取り入れると、おしゃれな雰囲気を演出できるでしょう。

 

 

畳を自分で交換するデメリット

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自分で畳を交換するには、注意しなければならない点もあります。

以下のようなデメリットを理解した上で取り組みましょう。

 

作業の難易度が高い

慣れていない人には作業が複雑で、完成までに時間がかかります。

特に縫い付けや角の処理は、コツをつかむまで時間がかかる可能性が高いです。

中途半端な仕上がりでは畳が浮いてしまったり、部屋全体が不格好に見える恐れもあります。

難しいと感じたら、無理せずプロに相談するのもひとつの手段です。

 

材料を仕入れなければならない

畳表や縁などの材料を自分で用意する必要があります。

材料はホームセンターや通販サイトなどで購入可能ですが、サイズの間違いや品質のバラつきに注意しなければなりません。

既製品と違い、誤ったサイズや合わない素材を選ぶと再購入が必要になります。

 

道具を揃えなければならない

畳の交換は家庭にある道具で代用できない場合も多く、道具を揃えなければなりません。

特に、普段からDIYをおこなわない方からすると、ホームセンターで工具を選んで購入するのはとても大変です。

また畳の交換は何度も頻繁におこなう作業ではないので、工具の収納スペースなどがもったいないと感じる人も多いです。

最近では、「畳DIYキット」などの必要な道具が一通りそろっているセットも販売されているので、購入をおすすめします。

 

怪我をする可能性がある

大きな針や刃物を使うため、作業中の怪我に注意が必要です。

特に縫い付け作業中は、針が指に刺さったり、カッターで手を切ったりする恐れがあります。

不慣れな作業中に怪我をしたという声も多く、「業者に頼んでおけばよかった」という後悔も聞かれます。

安全第一を心がけ、無理な作業は避けましょう。

 

 

畳の交換をするには業者に依頼するのがおすすめ

畳の交換は自分でできる?失敗しないために知っておくべきこと

以下では、業者に頼むメリットを2つご紹介します。

 

早い時間で完成する

プロなら数時間〜1日で作業が完了するのがメリットです。

DIYでは数日かかる場合がありますが、業者は経験豊富なので効率よく進めてくれます。

6帖程度であれば午前中に依頼して、夕方には交換が完了したというケースもあります。

忙しい方や高齢の方には業者依頼が安心です。

 

きれいに仕上がる

プロによる施工は見た目も耐久性も高品質です。

たとえDIYで頑張っても、プロの仕上がりには敵いません。

特に、畳縁の張り方や角の処理には経験が必要です。

業者なら和室全体のバランスを見ながら作業してくれるので、安心して任せられます。

見た目重視の方や、来客が多いご家庭には特におすすめです。

 

当社の畳リフォームについては「畳張替え」をご覧ください。

 

 

まとめ

畳の交換は、自分で作業すると費用を抑えたり、好みのデザインに仕上げられるといった魅力があります。

ただし、慣れない作業には手間や道具、怪我のリスクもあるため、安全面には注意が必要です。

仕上がりや効率を重視したい方は、業者への依頼がおすすめです。

その際は料金の内訳を事前に確認できるか、不具合対応があるか、過去の実績や口コミが見られるかをチェックしましょう。

地域密着型の畳店やリフォーム専門業者など、相談しやすく対応が丁寧な業者を選ぶと安心して任せられます。

自分に合った方法で、心地よい和の空間を整えてください。

 

 *K*

 

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