フローリングは住宅の印象を大きく左右する重要な部分です。
長持ちさせるためには、定期的な掃除や湿度管理が不可欠です。
適切な維持管理によって数十年の間、美しい状態を保つことができます。
本記事では、フローリングを長持ちさせるためのポイントや注意点について解説します。
フローリングを長持ちさせるためのポイント
フローリングを長持ちさせるためには、以下のようなポイントを押さえて実践しましょう。
日頃の掃除
フローリングを定期的に掃除することは、フローリングの寿命を延ばすために非常に効果的です。
毎日の掃除機がけや拭き掃除をおこなうことで、表面に付着した汚れや埃などを除去することができ、フローリング表面の摩耗を最小限に抑えることができるのです。
とくに玄関などの人がよく通る場所では、砂や小石などがフローリング表面を傷つける恐れがあるため頻繁な掃除が欠かせません。
掃除機を使用する際はフローリング用のブラシヘッドを使用し、木目に沿って優しく掃除をします。
また週に数回、固く絞った雑巾でフローリング専用クリーナーを使用した拭き掃除をおこなうこともおすすめです。
この際、水分を多く含んでしまうと、フローリングの反りや割れの原因となるため注意が必要です。
湿度管理
室内の湿度管理は、フローリングの劣化を防ぐために重要な要素です。
理想的な湿度は40%~60%で、この範囲を維持することでフローリングの安定性を保つことができます。
フローリングは湿度の変化に敏感なので、湿度が高すぎると反りや浮きが発生し、反対に乾燥しすぎると隙間が生じる可能性があります。
湿度を保つためには、梅雨時期や夏場の湿度が高い時期には除湿器やエアコンの除湿機能を活用します。
反対に冬場の乾燥時期には、加湿器を使って適切な湿度を維持します。
定期的な点検とメンテナンス
フローリングの美観と機能を長期間にわたって維持するためには、定期的な点検やメンテナンスが欠かせません。
定期的な点検やメンテナンスをおこなうことで、大規模な工事を避けることができます。
表面を保護するために、1~2年に一度の頻度で再塗装やワックスがけをおこなうことがおすすめです。
小さな傷や凹みが発生した場合は、見つけたら早めに補修をおこなうことで被害の拡大を防ぐことができます。
市販の補修用パテを使って自分で補修することも可能ですが、損傷が広範囲にわたっている場合や傷が深い場合などは、専門業者に相談をしてメンテナンスしてもらいましょう。
適切な床材を選ぶ
フローリングを長持ちさせるためには床材選びも非常に重要です。
床材の種類によって耐久性や必要なメンテナンスが異なるため、使用場所に応じた適切な選択が必要になります。
フローリングには、無垢フローリングと複合フローリングがあります。
無垢フローリングは天然木を使用しており、適切にメンテナンスすれば50年以上の耐用年数があります。
ただし、湿度変化に敏感なので定期的な塗装やワックスがけが必要です。
複合フローリングは表面に薄い天然木を貼ったもので、無垢材より安定性が高く、反りや割れが起こりにくいのが特徴です。
メンテナンスも比較的簡単で、多くの住宅で選ばれています。
無垢フローリングと複合フローリング、それぞれの特性を理解し、その特性に応じた適切なメンテナンスをおこなうことが大切です。
その結果、フローリングの美しさと機能性を長期間維持することができます。
当社のフローリングリフォームについては「床張り替え」をご覧ください。
フローリングを長持ちさせるための注意点
フローリングを長くきれいに保つためには注意点があります。
以下の点に注意してフローリングを長持ちさせましょう。
直射日光を避ける
直射日光による急激な温度変化は、フローリングにダメージを与える原因となります。
フローリングが紫外線を浴びると劣化スピードが速まり、色あせが起きるだけでなく、フローリングのツヤまで失われてしまうのです。
初期段階は白っぽい変色や退色、ツヤの消失ですが、劣化が進んでくるとフローリングの剥がれや毛羽立ち、ひび割れや反りが発生します。
とくに南向きのお部屋や、日当たりのいい窓際のフローリングは注意が必要です。
直射日光を避けるためには、カーテンやブラインドを活用した遮光対策が効果的です。
また、エアコンの風が直接当たる場所も乾燥しすぎるため注意が必要です。
水分を残さない
水はフローリングの最大の敵なので水濡れに注意することが大切で、頻繁に水拭きするのも良くありません。
水をこぼした場合はすぐに拭き取ります。
長時間放置してしまうと膨張や変色、カビの原因になってしまうのです。
拭き取る際は、濡れた雑巾での掃除は避けて固く絞った雑巾を使用しましょう。
観葉植物や花瓶の近くには防水トレーを設置することも対策になります。
傷や損傷を防ぐ
フローリングを長持ちさせるためには、傷や損傷を防ぐ対策が必要です。
たとえば、家具の脚にフェルトパッドやゴムキャップを取り付けることも効果的です。
これによって、重い家具を移動する際に引きずりによる傷を防ぐことができます。
とくに、頻繁に使う椅子にはキャスター付きのものを選ぶか、床保護マットを敷くことを検討しましょう。
また、フローリングの材質選びの際に、傷に強い種類や表面処理を施されたものを選択することもおすすめです。
まとめ
フローリングは、住まいの快適性と美観を長期間にわたって提供してくれる重要な要素です。
美しいフローリングを維持するためには、日々の小さな配慮と定期的なメンテナンスが重要になります。
とくに重要なのは、毎日の掃除と湿度管理です。
砂埃などを除去することで表面の摩耗を防ぎ、適切な湿度によってフローリングの劣化を防ぐことができます。
また、直射日光を避けるためにカーテンやブラインドを活用したり、傷を防ぐために家具の脚にパッドを付けるなどすることで、フローリングを数十年にわたって美しい状態で保つことが可能になります。
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