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畳は水拭きできる?正しい掃除方法や長持ちさせるポイントを解説

2025年6月14日更新

畳は水拭きできる?正しい掃除方法や長持ちさせるポイントを解説

畳は日本の伝統的な床材として長く愛用されていますが、「掃除方法がわからない」「水拭きはできるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?
美しさと機能を保つためには、特性を理解した適切な掃除方法を知ることが非常に重要です。
本記事では畳を水拭きしてもよいのかどうか、また適切な掃除方法について解説します。
畳を長く美しい状態で保つためには、正しい方法でお手入れしましょう。

 

畳は基本的に乾拭き

畳は水拭きできる?正しい掃除方法や長持ちさせるポイントを解説

結論から言うと、基本的に畳の水拭きはおすすめできません。
畳は天然のい草が使われていて水分に対して非常にデリケートな素材なので、水拭きをすることで以下のようなさまざまな問題が起こる可能性があります。

・カビの発生
・悪臭
・変色
・劣化の促進
・ダニの繁殖

い草は吸湿性が高いため、水分を含むと内部に湿気がこもりやすくなります。
その結果、カビが発生しやすくなり、黒いシミや嫌な臭いの原因となってしまいます。
カビが発生してしまうと完全に除去することは難しく、畳の寿命を縮めてしまうのです。
また、水分によってい草が変色して、黄ばんで美しさが失われてしまいます。
さらに、水分が多いとい草の繊維を弱らせ、畳表の劣化を早めて寿命が短くなってしまいます。
湿度が高くなることでダニも繁殖しやすくなり、アレルギーの原因にもなるため健康面でも良くありません。
ただし、完全に水分を避けなければいけないわけではなく、適切な方法であればこのような問題が発生しにくくなります。
どうしても水拭きしたい場合は、固く絞った雑巾での軽い拭き掃除をおこないます。
ポイントは水滴が落ちなくなるまでしっかりと雑巾を絞り、拭き掃除をした後はすぐに乾燥させることです。

 

畳の正しい掃除方法

畳は水拭きできる?正しい掃除方法や長持ちさせるポイントを解説

掃除機を使う

日常的なお手入れ方法として最も効果的なのは、掃除機を使った掃除です。
ノズルは畳用の柔らかいブラシ付きのものを使用します。
また、掃除機をかける際は畳の目に沿って掃除機をかけることがポイントです。
畳の繊維の方向に沿って掃除機をかけることで、い草を傷つけずにゴミや埃などを除去することができます。
畳の目に逆らってかけると、い草の繊維を傷つける可能性があります。
さらに、畳が毛羽立ってしまい、美観を損なう原因にもなります。

 

ほうきで掃く

ほうきを使った掃除も効果的で、い草に優しい掃除方法になります。
畳の目に沿って掃くことで、細かい隙間のゴミや埃もしっかりと掃き出すことができます。
また、天然素材のほうきは静電気が起きにくく、ホコリを舞い上げることも少ないため最適です。

 

乾拭きをする

月に一度、乾拭きによる念入りな掃除をおこないましょう。
マイクロファイバークロスや柔らかいタオルで、優しく乾拭きします。
強い力で拭いてしまうと、表面を傷つけてしまう恐れがあるので注意が必要です。
マイクロファイバークロスは静電気でホコリを吸着するため、掃除機では取り切れない細かな埃なども除去することができます。

 

固く絞った雑巾で拭く

頑固な汚れがついた場合など、どうしても水拭きが必要な場合のみ固く絞った雑巾で拭き掃除をおこないます。
雑巾を水で濡らし、しっかりと絞ってから水滴が落ちない状態にします。
そして畳の目に沿って素早く拭き、乾いたタオルで水分を完全に取り除きます。
その後、窓を開けて風通しを良くして畳を完全に乾燥させることが重要です。
このように十分な注意を払っておこないます。

 

 

汚れの種類別の掃除方法

畳は水拭きできる?正しい掃除方法や長持ちさせるポイントを解説

基本的には、前述したような方法で畳の掃除をおこないますが、汚れが付いた場合には適切な方法できれいにすることが重要です。
汚れ別の畳の掃除方法について紹介します。

 

シミや汚れがついた場合

畳にシミや軽い汚れなどがついてしまった場合、消しゴムを使って除去することができます。
その際は、畳の目に沿って優しくこすることが重要です。

 

液体をこぼした場合

液体をこぼしてしまった場合はすぐに乾いたタオルで吸い取って、迅速な対応を取ることが大切です。
乾いたタオルやティッシュペーパーなどを使って、こすらずに押し当てて水分を除去します。
こすってしまうと汚れが広がったり、奥に浸透したりする可能性があるので注意が必要です。
その後、乾燥させて完全に乾いたら掃除機をかけます。

 

頑固な汚れ

頑固な汚れの場合は、中性洗剤を薄めた水に雑巾を浸し、固く絞ります。
そして、全体ではなく汚れた部分のみを軽く叩くように拭きます。
その後、水拭きと乾拭きをおこない、しっかりと乾燥させることが大切です。

 

 

畳を長持ちさせるためには

畳は水拭きできる?正しい掃除方法や長持ちさせるポイントを解説

畳を長持ちさせるためには、いくつかポイントがあるので押さえておきましょう。

 

湿気対策をおこなう

畳を長持ちさせるためには、湿度を50~60%に保つことが重要です。
湿度を保つことでカビやダニの発生を防ぐことができて、畳が長持ちします。
梅雨などの湿度が高くなる時期は、除湿器やエアコンの除湿機能を積極的に活用しましょう。
また年に数回、畳を上げて風を通すことで湿気を防ぐことができます。
晴れた日には窓を開けて換気することも大切です。

 

直射日光を避ける

直射日光が当たると、畳が変色したり乾燥によって劣化が進んだりします。
このようなことを防ぐためには、カーテンやブラインドなどで日光を遮ることが大切です。
ただし、適度な日光は湿気対策に必要なので、完全に遮らないようにします。

 

家具の配置に気を付ける

畳に重い家具を長時間置いてしまうと、畳に跡がついてしまいます。
そのため、同じ場所にずっと置かないように定期的に家具の位置を変えるか、マットを敷くようにしましょう。
このように家具の配置に注意することが大切です。

 

 

まとめ

畳は適切にお手入れをすれば、10〜15年程度使用することができます。
カビが生えたり変色したりする可能性があるため、畳の水拭きは基本的には避けて、他の方法での掃除をおこないましょう。
また月に1回程度、念入りな乾拭きをおこなって美しい状態を長く保ちましょう。
日常的な掃除と適切な環境によって、畳の美しさと機能性を長く維持することができます。
日頃からの掃除に加えて、専門業者による点検やメンテナンスも定期的におこないましょう。

 

当社の畳リフォームについては「畳張替え・障子・ふすま張替え」をご覧ください。

*K*

 

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