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フローリングを張り替えるメリットとは?重ね張りとの違いもわかりやすく解説

2025年5月10日更新

フローリングを張り替えるメリットとは?重ね張りとの違いもわかりやすく解説

フローリングを張り替えると、住まいの快適さが大きく変わるのをご存じですか?

床のリフォームには「張り替え」と「重ね張り」の2種類の方法がありますが、それぞれに向き・不向きがあり、選び方を間違えると「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまうケースも少なくありません。

この記事では、張り替えと重ね張りのメリット・デメリットを紹介し、正しい判断ができるように解説しています。

ぜひ最後までご覧ください。

 

 

フローリングを張り替えするメリット

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以下に主なメリットをまとめます。

 

下地の状態を確認できる

張り替えでは古いフローリングを撤去するため、下地の状態を直接確認できます。

そのため、劣化や腐食、シロアリ被害が見つかれば早期に補修可能です。

たとえば、水まわりに近いダイニングの床を張り替えた際に、カビや湿気による下地の腐食が発見され、補修によって構造の安全性が保たれる場合もあります。

築年数が経っていて、過去に水漏れや床鳴りのあった住まいに住んでいる人には、張り替えが向いています。

 

段差が生じない

フローリングを全面的に張り替えると、既存の床材をすべて撤去するため、床の高さが変わりません。

これにより部屋間の段差が解消され、バリアフリーな空間をつくれるようになります。

たとえば高齢者がいる家庭や車椅子を使う場合、段差がないだけで大きな安心感につながります。

この工法は、バリアフリーを重視する家庭や、小さなお子さんがいる家庭におすすめです。

 

 

フローリングを張り替えするデメリット

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以下に主なデメリットをまとめます。

 

処分費がかかる

張り替えは古い床材を撤去するため、廃材の処分費がかかります。

さらに素材によっては処分費が高額になる場合もあり、リフォーム費用が想定より高くなる可能性が高いです。

予算に余裕がある方や、仕上がりにこだわりたい方には適しています。

 

工期が長い

張り替えは床材を一度すべて取り除き、新たに下地を整えて施工するため工程が多くなります。

工期が長くなると、特に住みながらの工事では日常生活に支障をきたす可能性があります。

長期間の工事に対応できる人には問題ありませんが、在宅勤務や育児中などで生活スペースが制限される人には不向きです。

 

騒音が出やすい

張り替えは解体作業や釘打ちの工程などがあるので、どうしても大きな音が発生します。

騒音が長い間続いてしまうと、近所トラブルの原因になりやすいです。

周囲との関係に余裕がある戸建ての方は問題ありませんが、集合住宅で在宅中の施工を希望する方には負担が大きい可能性があります。

 

 

フローリングを重ね張りするメリット

フローリングを張り替えるメリットとは?重ね張りとの違いもわかりやすく解説

以下に重ね張りの主なメリットをまとめます。

 

工事費用が安い

重ね張りは解体作業が不要なため、人件費や処分費がかからず工事費用を抑えられます。

特に複数の部屋をまとめてリフォームする場合、大幅なコストダウンが期待できるでしょう。

そのため、できるだけ予算を抑えたい人や賃貸物件のオーナーにも向いています。

 

工期が短い

重ね張りは既存の床材をそのまま残して施工できるため、作業工程が短縮され、工期も最小限で済みます。

一般的な一部屋程度であれば、1〜2日で施工が完了するケースがほとんどです。

時間に制約がある方や、引越し前後のタイミングでリフォームしたい人に向いています。

 

騒音が出ない

重ね張りは解体作業がないため、工事中の騒音や粉塵が最小限で済みます。

特に、小さなお子さんがいる家庭では、騒音を気にせず生活しながら施工が進めやすいです。

そのため近隣に迷惑をかけたくない場合や、在宅中に工事をおこないたい方に向いています。

 

 

フローリングを重ね張りするデメリット

フローリングを張り替えるメリットとは?重ね張りとの違いもわかりやすく解説

以下に重ね張りの主なデメリットをまとめます。

 

段差ができる

重ね張りは既存の床に新しい床材を重ねるため、ドアや敷居に段差が生じる可能性があります。

段差が生じると、扉が引っかかって閉まらなくなったり、室内の動線に段差があると不便に感じたりする可能性が高いです。

そのため、重ね張りをする際は段差が生じても問題ないかを確認する必要があります。

 

下地の状態が確認できない

重ね張りは古い床材をはがさないため、下地の腐食やゆがみが見逃されるリスクがあります。

隠れた劣化に気づかず施工してしまうと、後でトラブルが発生する恐れがあります。

特に築年数の古い住宅や、水まわりに隣接する部屋では重ね張りが不十分なケースが多いです。

 

床暖房が効きにくくなる

重ね張りでは床材が厚くなるため、床暖房の熱が伝わりにくくなります。

結果として、暖まりにくくなったり、電気代が増えたりする可能性が高いです。

また、床暖房をしている部屋に重ね張りの工事をすると、温水の配管を傷つけてしまいトラブルになる可能性もあります。

床暖房を使用している部屋では、張り替えのほうがおすすめです。

 

 

フローリングの張り替えを安くするコツ

フローリングを張り替えるメリットとは?重ね張りとの違いもわかりやすく解説

費用を抑えてフローリングリフォームをしたい場合、いくつかの工夫でコスト削減が可能です。

 

自分で家具を移動する

事前にタンスやソファなど大きな家具を自分で動かしておくと、作業工程がスムーズになり費用も抑えられます。

なぜなら、業者が作業にかける時間や人数が減る分、見積もりの金額にも反映されるからです。

大きい家具が難しい場合は、できる範囲で移動させておくだけでも数千円の節約になります。

 

安価な床材を選ぶ

床材には無垢材・突板・シートフローリング・クッションフロアなど種類があり、価格帯も大きく異なります。

特に高級な無垢材は見た目が美しく耐久性も高いですが、費用も高めです。

限られた予算内でリフォームしたい場合は、シートタイプの複合フローリングやクッションフロアなどのリーズナブルな素材を選ぶとよいでしょう。

 

相見積もりをする

複数の業者から見積もりを取って比較する相見積もりは、価格の妥当性を判断するうえで非常に有効です。

業者によっては同じ施工内容でも費用が1.5倍以上違う場合もあるため、最低でも2〜3社に見積もりを依頼するようにしましょう。

また相見積もりが面倒だという方には、インターネットで一括見積サービスを活用すると、効率的にさまざまな業者から見積もりができます。

 

 

マンションの張り替えについて

フローリングを張り替えるメリットとは?重ね張りとの違いもわかりやすく解説

マンションにおけるフローリングの張り替えには、戸建てとは異なる注意点があります。

特に「遮音性能」の基準に注意が必要であり、下階への騒音対策として「遮音性能(L値)」の基準が設けられているケースもあります。

たとえば「LL45以下」のフローリング材の使用が義務付けられており、適合していない床材は施工できません。

さらに、マンションの構造によってはフローリングの張り方に制限があるため、直床工法か二重床工法かを前もって確認するのが大切です。

特に「直床工法」の場合は重ね張りができないため、張り替えを選択する必要があります。

マンションでのリフォームを成功させるためには、施工前に必ず管理会社と相談し、ルールを確認しておくとよいでしょう。

ルールに従わずに施工を進めてしまうと、トラブルの原因になるだけでなく、再施工を求められるリスクもあります。

 

 

まとめ

フローリングの張り替えや重ね張りには、それぞれ異なるメリットとデメリットがあります。

張り替えは下地の確認や段差の解消に優れ、安全性や仕上がりを重視する人におすすめです。

一方、重ね張りは費用や工期を抑えたい人に向いており、特に築浅住宅や部分的なリフォームに適しています。

工事内容や費用を把握し、施工環境(マンションか戸建てか)に応じて最適な工法を選ぶことが大切です。

加えて、相見積もりや床材選びなど、費用を抑える工夫も重要です。

まずは自分の住まいとライフスタイルに合った方法を選び、満足度の高いフローリングリフォームを実現しましょう。

 

当社の床張り替えリフォームについては「床張り替え」をご覧ください。

*K*

 

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