窓の安全性を高めるための対策として、昔から多くの家庭で採用されているのが「雨戸」ですが、
「雨戸にはどんなメリット・デメリットがあるのか?」「雨戸とシャッターどちらがいいの?」
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
雨戸について知らないと、強風で飛来物が窓を直撃し破損するリスクや、防犯対策が不十分になり侵入被害を受ける可能性があります。
本記事では、雨戸の基本的な役割や歴史、メリット・デメリットを詳しく解説します。
雨戸とは
雨戸とは、建物の開口部、特に窓の外側に設置される板状の建具です。
日本の住宅では16世紀後半から使用され始め、現在でも多くの家屋で見られます。
以下でメリット・デメリットについて詳しく説明します。
雨戸のメリット
雨戸を設置すると、以下のような多くのメリットがあります。
雨風から守れる
飛来物が窓に当たっても、雨戸があればガラスの破損を防げるようになります。
なぜなら、雨戸が物理的な障壁となり、飛来物の衝撃を和らげるためです。
特に沿岸部の住宅地では、強風で飛ばされた看板や枝が窓ガラスを直撃するケースが多くあります。
そのため、強風や台風が頻繁に発生する地域では、住宅の安全性を高めるためにも雨戸の設置を検討するとよいでしょう。
防犯になる
雨戸は、不審者の侵入を防ぐ効果があります。
雨戸を閉めておくと外から室内の様子を見えにくくできるため、犯罪を未然に防ぐ効果もあります。
不審者がターゲットを選ぶ際、室内の状況が見えにくい家は狙われにくくなるため、防犯対策として有効です。
特に、長期間家を空ける際に雨戸を閉めておくと、留守を悟られにくくなるという利点もあります。
防犯対策を強化したい場合は、雨戸の設置が有効です。
防寒対策ができる
雨戸を閉めると、窓からの冷気の侵入を防ぎ、室内の暖かさを保てるようになります。
なぜなら、窓は家の中で最も熱が逃げやすい部分の一つであり、雨戸を閉めると断熱効果を高められるからです。
特に冬場は、朝晩の冷え込みが厳しい地域では、雨戸を閉めると室内温度の低下を防ぎ、快適な住環境を維持しやすくなります。
寒さ対策として、雨戸の設置を検討するのもよいでしょう。
雨戸のデメリット
雨戸を設置すると、以下のようなデメリットもあります。
騒音がする
雨戸は強風時に風を受けると振動し、騒音が発生する場合があります。
特に台風や強風が吹く地域では、雨戸が風を受けてガタガタと揺れる音が気になる場合があります。
雨戸とサッシの間に緩衝剤を利用したり、ゴムパッキンを使用したりすると音の発生を抑える方法も有効です。
もし、自分で対応しても騒音が収まらなかった場合は、専門業者に依頼して処置してもらうのも効果的です。
湿気がこもりやすい
雨戸を長時間閉めたままにするとカビの発生原因となるため、適切な換気が必要です。
なぜなら、雨戸を閉めると空気の流れが悪くなり湿気がたまりやすくなるからです。
湿度が高い時期には、雨戸を閉め切ってしまうと窓周辺の湿気が逃げにくくなり、カビが発生する可能性が高くなります。
そのため、定期的な換気や除湿対策をおこない、湿気がこもりにくくする必要があります。
家の景観を損ねやすい
雨戸のデザインや素材によっては家の外観と調和せず、景観を損ねる場合があります。
特に、住宅のスタイルにそぐわないデザインを選ぶと、全体のバランスが崩れる可能性が高いです。
景観を損なわないためには、住まいの雰囲気に合ったデザインや色を選ぶ必要があります。
例えば、落ち着いた印象の家には自然な風合いが馴染み、シンプルな住宅にはすっきりとした質感が適しています。
デザイン性に優れた雨戸を選べば、機能性と美観を両立できるようになるでしょう。
雨戸の種類
雨戸にはさまざまなタイプがあり、住宅のデザインや使用目的に応じて選択できます。
単板雨戸
単板雨戸は価格が手頃で、シンプルな構造のため設置しやすく、昔ながらの日本家屋によく使われる実用的な雨戸です。
シンプルな板状の雨戸を2、3枚並べて使用する構造になっており、設置スペースさえ確保できれば、比較的簡単に取り付けられる点がメリットです。
また、構造がシンプルなためメンテナンスがしやすく、長く使い続けられます。
そのため、コストを抑えながら住宅の機能性を高めたい方におすすめの選択肢です。
ルーバー雨戸
ルーバー雨戸は、「ルーバー」と呼ばれる細長い羽板の角度を自由に調節できるため、必要に応じて通風や採光をコントロールできます。
特に夏場は、直射日光を避けながら風を取り込むため、室温の上昇を抑えつつ冷房効率を高められます。
そのためルーバー雨戸は、キッチンやペットのいる部屋などの、匂いや湿気対策にも効果的です。
折れ戸タイプ
折れ戸タイプの雨戸は、クローゼットの扉のように外側に折りたたんで開閉できるため、簡単に操作できます。
また、扉を大きく開口できるため、必要に応じて光を取り入れたり遮ったりする調整がしやすいのが特徴です。
特にリビングやダイニングなど、日中の明るさを重視する部屋や洋風な雰囲気にも適しています。
折れ戸タイプの雨戸は、開閉のしやすさと採光の調整機能を兼ね備えているため、機能的で快適な住環境を求める方におすすめです。
雨戸とシャッターの違い
雨戸とシャッターはどちらも窓を保護する役割を持ちますが、いくつかの違いがあります。
以下で詳しく解説します。
形状
雨戸はスライド式で、窓の外側に取り付けられるシンプルな構造なため、手軽に開閉したい場合におすすめです。
一方、シャッターはロール式で、窓の上部に巻き取る構造になっているため、見た目や収納方法に違いがあります。
そのため省スペースで収納したい場合や、開閉のしやすさを重視する場合に向いています。
特に電動タイプを選べば、力を使わずにスムーズに操作できるため、便利さを求める方にはシャッターが適しているでしょう。
価格
雨戸は単純な構造のため比較的安価で購入できますが、シャッターは電動タイプなど機能性が高く、その分コストがかかる場合があります。
そのため、できるだけ初期費用をかけずに導入したい人にとって、雨戸は手軽な選択肢になるでしょう。
一方で、価格よりも利便性を優先し、電動機能などの追加機能を活用したい場合はシャッターが向いています。
特に、頻繁に開閉する必要がある場合や力を使わずに簡単に操作したい場合は、シャッターを選ぶと快適に使用できます。
騒音
強風時の騒音についても違いがあります。
雨戸は風を受けるとガタガタと揺れやすく、強風の時には騒音が気になる場合があります。
そのため、風が強くない地域に住んでいる場合や夜間の開閉が少ない場合は、雨戸でも十分に対応可能です。
一方、シャッターは構造上、風による音は比較的少ないですが、開閉時に大きな音が出る可能性が高いです。
強風が多い地域では雨戸のガタつき音が気になりやすいため、シャッターの方が適しているでしょう。
まとめ
雨戸は窓を保護し、雨風や飛来物から住宅を守る役割を果たします。
防犯や防寒対策にも有効で、特に台風が多い地域や寒冷地ではそのメリットが大きいです。
一方で、強風時の騒音や湿気がこもりやすいといったデメリットもあるため、適切な対策が必要になります。
また雨戸にはさまざまな種類があるので、シャッターとの違いを理解し、価格や開閉のしやすさなどを考慮する必要があります。
住環境や生活スタイルに合わせて、雨戸の設置を検討するとよいでしょう。
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