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窓の種類は1つだけじゃないの?構造別・設置場所別でそれぞれの特徴を紹介

2025年2月8日更新

窓の種類は1つだけじゃないの?構造別・設置場所別でそれぞれの特徴を紹介

窓は住宅の採光、通風、断熱性、デザイン性など、多岐にわたる役割を担っています。
適切な窓選びは、快適でおしゃれな住まいづくりに欠かせません。
本記事では、窓の種類や選び方のポイント、そして部屋をおしゃれにする窓の活用法について解説します。

 

 

【構造別】窓の種類

窓の種類は1つだけじゃないの?構造別・設置場所別でそれぞれの特徴を紹介
窓の構造は、開閉方法や機能によってさまざまな種類があります。
以下に主な窓の種類と特徴を紹介します。

 

①引き違い窓

引き違い窓は、2枚のガラスを左右にスライドさせて開閉する一般的な窓です。
開口の幅を自由に調節できるため、通風量をコントロールしやすいのが特徴です。
また、窓をすべて取り外せるため、引っ越しや大型家具の搬入時にドアから入らないものを窓から搬入できるというメリットもあります。
しかし、スライドして開閉する構造上、気密性が高くないため、断熱性能は他の窓に比べて劣る傾向があります。

 

②上げ下げ窓

上げ下げ窓は、2枚のガラスを上下に動かして開閉する窓です。
気密性が高く、断熱性能にも優れています。
ただし、シングルハング窓の場合、上部が固定されているため清掃がしにくいというデメリットがあります。
また、一般的な窓に比べるとコストが高めなのも注意が必要です。

 

③すべり出し窓

すべり出し窓は、縦または横に回転しながら開く窓で、外側に開くタイプが一般的です。
サッシの気密性が高く、引き違い窓よりも小さなスペースで設置できるため、省スペースでの採用に適しています。
しかし、窓を開けたときに開放側にスペースが必要になるため、外部に障害物がある場所では使いにくいです。
また、内開きタイプの場合、室内側にカーテンを設置しづらいというデメリットもあります。

 

④開き窓

開き窓は、縦軸または横軸を中心に回転して開閉する窓です。
内開きと外開きのタイプがあり、気密性や断熱性に優れています。
しかし、開きっぱなしにすると外部からの侵入リスクが高まり、防犯性に問題がある点に注意が必要です。

 

⑤はめ殺し窓(FIX窓)

はめ殺し窓は、開閉機能を持たない固定された窓です。
窓全体に対してガラス面を大きく確保できたり、開閉式の窓よりもコストを抑えられたりする点がメリットとしてあります。
しかし、室内から外側の窓ガラスを掃除できないため、設置場所によってはメンテナンスが難しくなる点に注意が必要です。

 

窓交換については「窓・シャッター交換」をご覧ください。

 

 

【設置場所別】窓の種類

窓の種類は1つだけじゃないの?構造別・設置場所別でそれぞれの特徴を紹介

以下では、主な設置場所別の窓の種類を解説します。

 

①天窓

天窓は屋根に設置され、自然光を最大限に取り入れられる窓です。
特に、採光が不足しがちな北側の部屋や、プライバシーを守りつつ明るさを求める浴室などに適しています。
ただし、夏場は室温が上昇しやすく雨漏りのリスクもあるため、定期的なメンテナンスが必要です。

 

②高窓

高窓は壁の上部に設置され、採光や風通しを確保できるのが特徴の窓です。
また、窓の下に壁があるため家具を配置しやすく、空間のレイアウトを柔軟に調整できます。
しかし、掃き出し窓に比べると採光性や開放感がやや劣るため、広々とした空間を演出したい場合には不向きな場合があります。

 

③出窓

出窓は外壁から突き出した形状の窓で、室内に奥行きを感じさせ、部屋を広く見せる効果があります。
また、部屋側のカウンター部分を活用して、小物や植物などを置けるのもメリットです。
しかし、一般的な窓に比べて結露しやすい点に注意が必要です。
また、窓が目立つため防犯面での対策が求められます。

 

④掃き出し窓

掃き出し窓はベランダや庭への出入り口として使用され、開放感がある窓です。
採光性や通気性が高いため、室内を明るくし、風通しを良くする効果もあります。
しかし、道路に面した場所に設置すると外から室内が見えやすくなるため、プライバシー対策が必要です。
また、窓の面積が大きいため、カーテンやブラインドのコストが他の窓に比べて高くなる点も考慮する必要があります。

 

 

窓の選び方

窓の種類は1つだけじゃないの?構造別・設置場所別でそれぞれの特徴を紹介
窓を選ぶ際には、さまざまなポイントを考慮する必要があります。
以下に、それぞれのポイントについて解説します。

 

採光性

室内に入る光の量を多くするように窓を選ぶのはおすすめです。
十分な採光を確保すると、昼間の室内を明るく保ち、快適な居住空間を作る効果があります。
特に、北向きの部屋には、天窓や高窓を取り入れると明るさを確保しやすくなります。
また、リビングには掃き出し窓や出窓を設置すると、開放的な空間を作りやすいです。

 

風通し

風通しを良くするために窓を選ぶのはおすすめです。
空気の流れを確保すると室内の換気がスムーズになり、湿気やカビの発生を抑えられます。
特に寝室では就寝中に空気がこもるのを防ぐために、すべり出し窓を設置すると効果的です。

 

断熱性

窓の断熱性を考慮すると、室内の温度を快適に保ちやすくなります。
ペアガラスやトリプルガラスを採用すると、冷暖房の効率が向上し、光熱費の削減にもつながりやすいです。
寒冷地では樹脂サッシとトリプルガラスを組み合わせると、高い断熱性能を実現できます。

 

セキュリティ

窓は住宅の防犯性を左右する重要なポイントです。
侵入者が狙いやすい場所に設置される窓には、強化ガラスや防犯フィルムを使用するとよいでしょう。
また、鍵の種類や補助錠の設置も防犯対策として有効なので、防犯ガラスと補助錠を組み合わせると効果的です。

 

メンテナンス性

窓は定期的な掃除などのお手入れが必要なので、メンテナンス性を考慮するのはおすすめです。
特に、サッシは素材によって手入れのしやすさが異なるため、住宅の環境に合ったものを選ぶとよいでしょう。
アルミサッシは錆びにくく耐久性があるため、海沿いの住宅に最適です。

 

 

窓で部屋をおしゃれにするコツ

窓の種類は1つだけじゃないの?構造別・設置場所別でそれぞれの特徴を紹介
窓のデザインや配置を工夫すると、部屋をよりおしゃれで快適な空間にできます。
ここでは、窓を活用したインテリアのポイントを紹介します。

 

窓のサイズを考える

部屋の用途や雰囲気に合った窓のサイズを選ぶとおしゃれにしやすいです。
大きな窓は開放感を演出し、小さな窓は落ち着いた空間を作ります。
リビングに大きな掃き出し窓を設置すると、庭との一体感が生まれ、開放的な空間になります。

 

窓のデザインを考える

窓の形やデザインにこだわると、部屋全体の雰囲気が変わります。
例えば、円形の窓を設置すると個性的でおしゃれなアクセントになったり、和室に障子窓を採用すると、落ち着いた和の雰囲気を演出できたりします。
モダンなデザインやクラシックなスタイルなど、好みに合わせた窓を選びましょう。

 

窓の配置を考える

窓の配置を工夫すると、自然光を最大限に取り入れたり、風の流れを調整したりできます。
例えば、対角線上に窓を配置すると風通しがよくなり、快適な室内環境を作りやすいです。
また、部屋の中央に天窓を設置すると日中の明るさを確保し、開放感のある空間になります。

 

 

まとめ

窓は採光、通風、デザイン、防犯など、さまざまな要素を考慮して選ぶのが大切です。
窓の種類や設置場所に応じた適切な選択をすると、快適でおしゃれな住空間を実現できます。
リフォームや新築の際にはそれぞれの特性を理解し、最適な窓を採用しましょう。

*K*

 

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