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畳の寿命ってどれくらい?部位ごとの寿命や適切なメンテナンス方法を紹介

2024年12月14日更新

畳の寿命ってどれくらい?部位ごとの寿命や適切なメンテナンス方法を紹介

「畳の寿命ってどれくらいなの?」「畳のメンテナンスを放置するとどうなるの?」などと疑問に思っている方はいませんか?
畳は部位ごとに寿命があるため、それぞれ適切なメンテナンスが必要です。
寿命を正しく把握していなければ、見た目や機能性が悪くなったり、健康被害のリスクが高まったりします。
本記事では、畳のメンテナンスを正しくおこなえるように、部位ごとの寿命や劣化しにくくなる方法などを紹介します。

 

 

畳の部位ごとの寿命

畳の寿命ってどれくらい?部位ごとの寿命や適切なメンテナンス方法を紹介

畳の寿命は部位ごとに異なります。
それぞれの役割や特徴を理解し寿命を把握しておくと、適切なタイミングで畳をメンテナンスできます。

 

畳表(たたみおもて)の寿命

畳表(たたみおもて)は主にイ草や樹脂製素材が使われている畳の表面部分です。
摩擦や日光による劣化を受けやすく、使用頻度が高い部屋では3〜5年が寿命とされています。
特に、リビングのような日常的によく使う場所では、ささくれや変色が目立ちやすくなるため注意が必要です。

 

畳床(たたみどこ)の寿命

畳床(たたみどこ)は畳の土台部分で、畳全体の強度やクッション性を支えています。
畳床は耐久性に優れており、15〜20年ほどの寿命があります。
湿気が多いキッチン横の和室では、カビや臭いが発生しやすくなるため、劣化が早くなりやすいです。

 

畳縁(たたみべり)の寿命

畳縁(たたみべり)は畳の周囲を縁取る部分で、デザイン性と補強の役割を担います。
寿命は約5〜10年程度で、ほつれや汚れが目立つと交換のサインです。
ペットが畳縁を引っ掻いたり、頻繁に家具に移動したりする際に、ほつれなどの劣化が早まりやすくなります。

 

 

畳のメンテナンス方法

畳の寿命ってどれくらい?部位ごとの寿命や適切なメンテナンス方法を紹介
畳を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
主なメンテナンス方法は以下の3つです。

・新調
・裏返し
・表替え

 

新調

新調は畳自体を新しく作り直す方法です。
新調のメリットは、畳表も畳床もすべて新しくなるため、20年以上使用して畳床が沈むような場合や異臭が発生している場合に適しています。
一方で、費用が他のメンテナンス方法よりも高く、工事に時間がかかるのがデメリットです。

 

裏返し

裏返しは畳表をひっくり返して再利用する方法です。
費用が安く、短期間で畳をきれいにできるのがメリットです。
しかし、裏返しができるのは畳表の状態が比較的良い場合に限られるため、見た目が思ったほど改善されない可能性が高くなります。

 

表替え

表替えは、畳床はそのままで畳表だけを新しく張り替える方法です。
メリットは、畳床を再利用するため新調に比べて費用を抑えられる点や、畳表が新品になるので見た目が大幅に改善される点が挙げられます。
ただし、畳床の寿命が近い状態だと改善の効果が薄い場合があります。

 

当社の畳張り替えについては「畳張替え・障子・ふすま張替え」をご覧ください。

 

 

畳のメンテナンスを放置するとどうなる?

畳の寿命ってどれくらい?部位ごとの寿命や適切なメンテナンス方法を紹介
畳のメンテナンスを怠ると、さまざまな問題が発生します。
以下に、畳のメンテナンスを放置するとどうなるのかを紹介します。

 

ささくれが発生する

畳表が劣化して繊維が剥がれ落ちると、ささくれが発生します。
特に、頻繁に歩くリビングでは畳のささくれが足に刺さり、不快感を感じやすいです。
また、剥がれた繊維がホコリとして空気中に舞い上がり、部屋が汚れやすくなります。
ささくれを放置すると畳全体の耐久性が低下し、畳自体の交換が必要になるまでの時間が短くなるため、早急にメンテナンスしましょう。

 

カビやダニが発生する

湿気や汚れがあると十分な換気がおこなわれていない証拠なため、放置すると畳にカビやダニが発生する可能性があります。
たとえば、窓の近くに配置された畳が結露を吸収すると、カビが繁殖しやすくなります。
カビやダニがある状態が続くと、室内の空気環境が悪化してアレルギーや健康被害のリスクが高まるので、メンテナンスの放置は危険です。

 

 

畳の寿命を判断する方法

畳の寿命ってどれくらい?部位ごとの寿命や適切なメンテナンス方法を紹介

畳の寿命を正確に判断できると、適切なメンテナンスがしやすくなります。
以下で畳の寿命を判断する方法を詳しく解説します。

 

使用年数で判断する

畳床の内部状態や耐久性の低下は、目視だけでは分かりにくい部分なため、使用年数で判断するとよいでしょう。
畳表は3〜5年、畳床は15〜20年が寿命の目安です。
使用年数を基準にすると、定期的な点検やメンテナンスを計画的におこなえます。

 

色で判断する

畳表が日焼けや劣化で変色している場合、寿命が近づいているサインです。
部屋全体の色合いと比べて畳が不自然に薄くなっていないか、斑点状のシミができていないかを確認してください。
特に日光が当たりやすい場所の畳は色褪せが進みやすいため、注意して点検しましょう。

 

感触で判断する

畳を歩いたときに感触が違う場合は、交換を検討する必要があります。
手で軽く押してみて畳の中が固く感じたり、逆に極端に柔らかい箇所があるかを確認します。
へこみが目立つ場合は畳床が劣化している可能性があるため、専門業者に相談するのがよいでしょう。

 

 

畳が劣化しにくくなる方法

畳の寿命ってどれくらい?部位ごとの寿命や適切なメンテナンス方法を紹介
畳を劣化しにくくするためには、適切なお手入れが欠かせません。
以下に具体的な方法を詳しく解説します。

 

換気をする

湿気がこもるとカビやダニが発生しやすくなるため、換気をすると畳が劣化しにくくなります。
特に、布団をしきっぱなしにすると、寝汗がそのまま畳に吸収され湿気がたまりやすくなるため注意が必要です。
雨が続いた日は湿気が溜まっているので、晴れた日には窓を全開にして風通しをよくすると効果的です。
換気を日常的に実践できると、畳を清潔で快適な状態に保てるようになります。

 

掃除をする

畳の表面をこまめに掃除すると、畳が劣化しにくくなります。
なぜなら、掃除を怠ると畳に汚れやホコリが溜まりやすくなり、見た目が悪くなるだけでなくカビやダニが発生する原因にもなるからです。
掃除は畳目に逆らわないよう掃除機を使ったり、乾いた布で水分を残さないようにしたりするのがポイントです。

 

傷つけないようにする

重い家具を置くなど、畳の上での乱暴な動作を避けると畳が劣化しにくくなります。
なぜなら、畳は柔らかい素材でできており、圧力や衝撃によって簡単に凹みや傷がついてしまうからです。
できれば畳の部屋にはタンスやテーブルなどの大きな家具は避けた方が望ましいです。

 

 

まとめ

畳の寿命は部位ごとに異なり適切なメンテナンスが重要ですが、畳のメンテナンスを依頼する場合は信頼できる専門業者選びも大切です。
業者を選ぶ際には、過去の実績や口コミを確認するとよいでしょう。
また、複数の業者で相見積もりをすると、自分の予算やニーズに合ったサービスを選べるようになります。
畳の専門店はもちろん、リフォーム会社やホームセンターでも畳のメンテナンスができるので、利用しやすい業者を選びましょう。

*K*

 

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