「フローリングが剥がれてきたけど何が原因なの?」「フローリングの剥がれを防止する方法ってあるの?」など疑問に思う方は多いのではないでしょうか。
フローリングが剥がれていると家の見栄えや快適さに影響するため、しっかりメンテナンスする必要があります。
しかし、フローリングの剥がれの原因を知らないと適切な対処ができずに、さらに悪化する可能性が高いです。
そこで今回は、フローリングをしっかりメンテナンスしたいという人に向けて、剥がれの原因について解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
フローリングが剥がれる原因
ここでは、フローリングが剥がれる主な原因について解説します。
経年劣化
経年劣化はフローリングが剥がれる大きな原因です。
フローリングの寿命は通常10年から20年ほどといわれており、年月が経つと表面の接着力が低下します。
特に、安価なフローリング材だと、すぐに接着剤が劣化してフローリングが浮き上がるケースが多いです。
また、劣化を放置していると剥がれや浮きが顕著になる場合が多く、全面的な張り替えが必要になる可能性が高くなります。
摩擦
摩擦もフローリングの剥がれを引き起こす原因です。
特に家具の移動や歩行など頻繁に摩擦が加わると、表面の塗装や接着剤が傷み、剥がれが生じます。
また、重いソファやダイニングテーブルを頻繁に移動させると、摩擦によって表面が削れて接着が弱くなりやすいので注意が必要です。
水分
水分がフローリングに染み込むと木材が膨張して接着が弱まり、剥がれの原因になります。
例えば、洗面所やキッチン、ペットの水飲み場付近など、水が飛び散りやすい場所で特に剥がれが見られる場合が多いです。
また、雨の日に濡れたままの靴で家に上がると、玄関付近のフローリングが膨張して浮き上がりやすいです。
フローリング剥がれを防ぐ方法
フローリングの剥がれを防ぐためには、適切なケアが欠かせません。
以下に、具体的な方法を紹介します。
ワックス掛け
ワックス掛けは、フローリングの表面保護に効果的です。
なぜならワックスを掛けると表面に保護膜を作り、摩擦や水分からフローリングを守れるからです。
特に、お子さんやペットがいる家庭ではフローリングが傷つきやすいので、ワックスの効果が高くなります。
しかし、床材によってはワックスが適さない場合があるので、使用前にフローリングの種類を確認するとよいでしょう。
保護シートをつける
保護シートを敷くと、家具による摩擦や衝撃からフローリングを守れます。
特に家具の足元や頻繁に歩く場所にシートを敷くと、剥がれの防止効果が高いです。
一方、湿気がこもりやすくなるデメリットもあるので、シートの下にカビが発生する場合もあります。
さらに、シートがずれてしまうと見栄えが悪くなるだけでなく、つまずきやすくもなるため、思わぬ事故の原因になる可能性も高いです。
フロアコーティング
フロアコーティングは、フローリング表面に耐久性のある保護膜を作ります。
例えば、水分が多くかかりやすいキッチンやリビングにフロアコーティングを施すと、日常的な掃除が楽になり剥がれにくくなります。
しかし、フロアコーティングは一度施工すると長期間効果が持続しますが、費用が高額になる場合が多いです。
また、施工後は完全に乾くまで歩行を制限する必要があるため、生活に一時的な不便が生じてしまうのもデメリットです。
おすすめのフローリング補修業者
フローリングが剥がれた場合、専門業者に補修を依頼するのがおすすめです。
以下に主な業者の種類を紹介します。
フローリングの補修専門業者
フローリング補修専門の業者は、フローリングに特化した技術と知識を持ち、補修に強いです。
剥がれや傷、色ムラなどの細かい修理に対応でき、元のフローリングの状態に近い仕上がりが期待できます。
また、特殊な補修材や道具を使って作業をおこなうため、補修が難しい部分も綺麗に仕上げられます。
信頼性の高い仕上がりを求める場合には、補修専門業者への依頼がおすすめです。
工務店
地域密着型の工務店は、手頃な価格でフローリングの補修をおこないます。
地元に店舗があるので交通費や諸経費が抑えられ、コストパフォーマンスに優れる場合が多いです。
また、リフォーム全般の知識があるため、床の補修だけでなく室内全体のメンテナンス相談も可能です。
リフォーム業者
リフォーム業者は、フローリングの補修から張り替えまで幅広く対応可能です。
そのため、リビング全体のフローリングを張り替えるなど、大規模な工事をする場合に向いています。
また、リフォーム業者は材料の調達や他の設備と合わせた調整も得意です。
フローリングの状態が悪く、複数の部屋でまとめてリフォームしたい場合はリフォーム業者に依頼しましょう。
ハウスメーカー
ハウスメーカーに補修を依頼すると、品質の保証が得られる場合が多いです。
特に、新築時に施工を担当したメーカーであれば、使用された材料や施工の詳細を把握しているため適切な補修が期待できます。
また、保証期間内であれば無償で対応してもらえるので、ハウスメーカーは新築や築年数の浅い住宅におすすめします。
当社の床張り替えリフォームについては「床張り替え」をご覧ください。
賃貸でフローリングが剥がれたら誰が修理費を負担する?
賃貸物件でフローリングが剥がれた際、修理費用を誰が負担するかは剥がれや損傷の原因によって異なります。
ここでは、入居者が負担するケースと管理会社や大家が負担するケースを解説します。
入居者が負担する場合
入居者の不注意や過失でフローリングが剥がれたり傷ついたりした場合は、入居者が修理費用を負担するのが一般的です。
たとえば、重い家具を頻繁に引きずってフローリングに深い傷がついてしまった場合や、ペットがフローリングをひっかいて傷がついた場合などがあります。
このような場合、故意ではなくても注意していれば防げた損傷とみなされて、入居者の責任として修理費を負担する可能性が高いです。
管理会社が負担する場合
経年劣化によるフローリングの剥がれや入居者の過失ではない損傷については、管理会社や大家が修理費用を負担することが多いです。
たとえば、接着剤の劣化によりフローリングが浮き上がって剥がれたり、湿気が多く膨張してフローリングが剥がれたりするなどがあります。
このような場合は入居者に責任がないため、管理会社や大家が修繕をおこなうケースが一般的です。
まとめ
フローリングの剥がれは経年劣化・摩擦・水分が主な原因で、家の見栄えや快適さを損ねます。
適切なメンテナンスとしてワックス掛けや保護シート、フロアコーティングが効果的です。
また、フローリングの補修はコストが高いため、費用を安くする工夫をするとよいでしょう。
具体的には、複数の業者から相見積もりを取ったり、事前に具体的な修理内容を決め、本当に必要な箇所のみを限定したりするとコスト削減が可能になります。
今回紹介したフローリングの剥がれの原因を把握し、適切なメンテナンスをおこないましょう。
*K*
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