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フローリングの耐用年数ってどれくらい?劣化対策やメンテナンス方法も紹介!

2024年10月26日更新

フローリングの耐用年数ってどれくらい?劣化対策やメンテナンス方法も紹介!

フローリングの耐用年数は、住宅のメンテナンスやリフォームを検討する際にとても重要です。
「今使っているフローリングの耐用年数ってどれくらい?」「耐用年数が長いフローリングはあるの?」などと疑問に思っている人は多いと思います。
耐用年数に関しての知識がないままフローリングを使用していると、後々トラブルになって無駄な費用が掛かかる可能性が高いです。
そこで本記事では、フローリングを長持ちさせたいと思っている人向けに、耐用年数やメンテナンス方法について解説します。

 

 

フローリングの種類別の耐用年数

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フローリングの種類によって、耐用年数やメンテナンスの必要性が異なります。
種類別の耐用年数は以下の通りです。

・無垢フローリング(耐用年数:15年~30年)
・複合フローリング(耐用年数:10年~20年)
・クッションフロア(耐用年数:5年~10年)

 

無垢フローリング(耐用年数:15年~30年)

無垢フローリングは天然木をそのまま使用しているタイプで、耐用年数は15〜30年です。
特徴としては、耐久性が高かったり、経年劣化により木の風合いがあったりするあったりする点が挙げられます。
しかし、無垢材は湿気や乾燥に敏感で、湿度の変化により膨張や収縮を繰り返し反りや割れが生じやすいです。
また、傷が付きやすいため、日常の使用に注意が必要な点がデメリットとしてあります。

 

複合フローリング(耐用年数:10年~20年)

複合フローリングは木材の表面を薄く削り、合板に貼り付けたタイプです。
耐用年数は10〜20年と無垢材に比べて短いですが、コストパフォーマンスが高く、耐水性に優れているのが特徴です。
しかし、表面が薄いため再研磨が難しく、傷やへこみができると修復が困難になります。
また、経年劣化で表面が剥がれると、見た目が安っぽくなるのもデメリットとしてあります。

 

クッションフロア(耐用年数:5年~10年)

クッションフロアはビニール素材なため、汚れや水に強く、特にキッチンや洗面所などの水回りで使用されます。
ビニール素材は汚れが染み込みにくく、表面を水拭きするだけで簡単に清潔に保てるため、日々の掃除が手軽におこなえるのがメリットです。
しかし、耐用年数が5〜10年と短めで耐久性が低いので、重い家具による凹みや傷がつきやすかったり高級感に欠けたりする点がデメリットです。

 

 

フローリングは耐用年数よりも前に劣化する

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フローリングは耐用年数よりも前に劣化する場合もあるため、状態を確認しながらメンテナンスしていく必要があります。
以下にフローリングの劣化症状について解説します。

 

きしみや歪みがある

フローリングがきしんだり、歩くと歪むような音が聞こえる場合、下地の劣化が進んでいる可能性があります。
きしみや歪みによる劣化は、湿気の侵入や長期間の使用による木材の変形が主な原因です。
湿気を含んだ状態を放置すると、木材が膨張・収縮を繰り返し、歪み、きしみを引き起こしやすくなります。
フローリングにきしみや歪がある場合、ダメージが広がる前に早めに張り替えを検討して下さい。

 

色あせしている

フローリングは、紫外線や照明の影響で色あせします。
特に、日差しが直接当たる部分では酸化により変色が目立ちやすくなります。
色あせを放置すると見た目の問題だけでなく、フローリングの表面が劣化し耐久性が低下するため注意が必要です。
色あせに気がついたら、早めの対策を取ると美観と耐久性を保てるようになるでしょう。

 

傷が目立つ

フローリングに傷やへこみが増えてくると、見た目だけでなく耐久性にも影響を与えます。
傷ができる主な原因は、家具の移動や重いものを落とした際の衝撃で起きやすいです。
また、日常生活での摩擦やペットの爪なども小さな傷を繰り返し作り、それが蓄積されてフローリングの表面が損傷していきます。
特に深い傷は下地までダメージを与える可能性があるため、早期対応が望まれます。

 

 

フローリングの耐用年数を長くする方法

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フローリングをできるだけ長く使い続けるためには、日常のケアが欠かせません。
以下のポイントを意識して、フローリングの寿命を延ばしましょう。

 

水分に注意する

フローリングは水分に弱いので、濡れたままにしておくと経年劣化が進行します。
特に、水をこぼしたときにそのまま放置すると、フローリングが反り返ったり黒ずんでしまう可能性が高くなります。
そのため、日常的にこまめに水拭きをしたり、こぼした水は早めに乾いた布で拭き取るようにしたりして対応しましょう。

 

重いものを置かない

重い家具や家電を長期間同じ場所に置いておくと、フローリングにへこみや傷ができやすくなります。
例えば、ソファやベッドのような重量物は、長年動かさないと脚の部分がフローリングに深い跡を残す場合が多いです。
家具の下にフェルトパッドや保護シートを敷いたり、定期的に家具の配置を変えたりすると、フローリングへの負荷を軽減できます。

 

直射日光を当てない

フローリングは直射日光にさらされると、色あせが進行しやすいです。
例えば、リビングルームの窓際に置いたテーブルや椅子の周りだけ色が変わってしまいます。
カーテンやブラインドで日差しを調整すると直射日光が当たらないので、フローリングの色あせを防げるようになります。

 

暖房の熱が当たらないようにする

暖房機器の熱が直接フローリングに当たると、乾燥によってひび割れが起こる可能性があります。
特に床暖房やファンヒーターを長時間使用すると、フローリングが乾燥してひび割れたり、反りが発生しやすくなりやすいです。
そのため、暖房機の位置を調整し直接フローリングに熱が当たらないようにすると、ひび割れや反りを抑えられます。

 

 

フローリングの耐用年数を超えた時のメンテナンス

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フローリングの耐用年数を超えて劣化してきた場合、「張り替え」と「重ね張り」をしてメンテナンスする必要があります。
それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるため、状況に応じて最適な方法を選びましょう。

 

張り替え

張り替えは、既存のフローリングをすべて撤去し新しいフローリングを敷く方法です。
傷みが激しい場合や下地に問題がある場合に効果的ですが、工事に時間がかかり費用も高くなります。
そのため、大規模なリフォームの一環としておこなわれる場合に選ばれることが多いです。

 

当社の床張り替えリフォームについては「床張り替え」をご覧ください。

 

重ね張り

重ね張りは、既存のフローリングの上に新しいフローリングを貼り付ける方法です。
張り替えに比べて費用が抑えられ、工事期間も短縮されます。
ただし、下地が劣化している場合や、床の高さが気になる場合には重ね張りができない場合もあります。
そのため、比較的短期間でリフォームを終わらせたい場合に便利です。

 

 

まとめ

フローリングは耐用年数を把握し適切なメンテナンスをおこなうと、無駄な費用を抑え、長期間快適に使用できるようになります。
特に、賃貸住宅を退去する際、原状回復が必要かどうかは物件の状態によって変わる場合が多いです。
通常、通常使用による経年劣化は修繕義務の範囲外とされますが、過度な損傷や汚れがある場合は修繕費用が請求されてしまいます。
そのため、退去前にフローリングの状態を確認し、必要に応じて簡単な補修をおこなうとトラブルを避けやすくなるでしょう。

 

*K*

 

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