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床の重ね張りのメリットとは?注意点やおすすめの床材も紹介

2024年9月28日更新

床の重ね張りのメリットとは?注意点やおすすめの床材も紹介

重ね張りは、今ある床に新しい床材を貼るリフォーム方法であり、近年とても人気がありさまざまなところで活用されています。

しかし、メリット・デメリットを把握せずに工事してしまい、後になって日常生活に支障が出る人が多いです。

そこで本記事では、重ね張りをして後悔したくないという人のために、重ね張りのメリット・デメリットを紹介していきます。

 

 

床の重ね張りのメリット

フローリングを重ね張りするメリット・デメリットとは?失敗しないためのポイントも紹介!

以下で、重ね張りの主要なメリットを解説します。

 

安価に施工できる

重ね張りは、比較的安価に施工できます。

張り替えだと床を剥がす作業には時間とコストがかかりますが、重ね張りだと今ある床を剥がさないため労力が減る分、費用も軽減されます。

そのため、リフォームに大きな予算を割けない人にとってはとても魅力的な方法です。

 

工期が短い

床の張り替え作業は、工期が短く済むのが大きな利点です。

なぜなら、重ね張りは今ある床材の上に新しい床材を直接張るので、床を剥がす工程が不要になるからです。

そのため、重ね張りは忙しい家庭や仕事の合間でもスムーズにリフォームが進められます。

 

騒音が出ない

重ね張りは、床を剥がす工程がないため騒音がほとんど出ません。

一方、張り替え工法では床材を剥がす際に大きな音が発生しやすく、近隣トラブルになりやすいです。

特にマンションや集合住宅では近隣に配慮した作業が求められるので、騒音問題を気にせずに施工できる点は大きな魅力です。

 

防音効果になる

防音効果が期待できる点も、重ね張りのメリットの一つです。

なぜなら、今ある床に新たな床材を貼ると二重構造になり、音の響きが軽減されるからです。

特にクッション性の高い床材を貼ると高い防音効果があり、足音や生活音が抑えられます。

 

 

床の重ね張りのデメリット

フローリングを重ね張りするメリット・デメリットとは?失敗しないためのポイントも紹介!

以下で、重ね張りの主要なデメリットを解説します。

 

段差ができる

重ね張りは、今ある床に新たな床材を張るため段差ができます。

特に、厚みがある床材を選んでしまうと見た目だけでなく、つまずきの原因にもなって危険です。

 

干渉する恐れがある

重ね張りをすると床の高さが変わるので、ドアや家具と干渉する可能性がでてきます。

特にドアの開閉に支障が出たり、家具の設置がうまくいかないと日常生活に支障が出てくるので注意が必要です。

 

下地の状態が分からない

今ある床に新しい床材を張るため、下地の状態が確認できません。

もし、下地が湿気によるダメージがあるのに気づかずに施工してしまうと、将来的にトラブルが発生する可能性があります。

 

床暖房が効きづらくなる

重ね張りをおこなうと床暖房の効果が低下します。

なぜなら、床材が二重になって床暖房の熱が伝わりにくくなるからです。

床暖房が設置されている部屋で重ね張りをおこなう場合には、床材の厚みや材質に注意が必要です。

 

 

床の重ね張りの注意点

畳からフローリングに張り替えられる?メリットやデメリット、注意点を解説!

重ね張りを成功させるには、いくつかの注意点を押さえておきましょう。

以下では、その具体的な対策を紹介します。

 

段差対策をする

段差を発生させないためには、対策をしっかりおこなう必要があります。

具体的には薄い床材を選んだり、段差部分に見切り材やスロープをつけたりするなどの対策がおすすめです。

 

薄い床材を使う

段差や干渉を防ぐためには、薄い床材を使用するのがおすすめです。

フローリングやクッションフロアの中でも薄型のものを選ぶと、段差を最小限に抑えつつ、重ね張りのメリットを活かせます。

 

下地の状態を点検しておく

重ね張りの前には、必ず下地の状態を点検しておくとよいでしょう。

今の下地に湿気などのダメージがないかを点検し、必要に応じて下地の補修をすると後々大きなトラブルにならずに済みます。

下地がしっかりしていれば重ね張りの効果を最大限に引き出せるので、事前に確認しておきましょう。

 

 

重ね張りにおすすめの床材

重ね張りにはさまざまな床材が使用できます。

ここでは、代表的な床材について説明します。

 

フローリング

重ね張りで最も一般的に使用されるのがフローリングです。

フローリングは木材の見た目が魅力で、質感や温かみを好む人には特に人気があります。

また、耐久性が高く長期間使えたり、種類が豊富でデザインの選択肢が広がったりする点も魅力です。

一方、デメリットとしては水に弱い点があるので、湿気が溜まると床が沈んでしまったり変色してしまったりします。

さらに、床暖房との相性が悪くなり、熱効率が低下する可能性があるのも注意が必要です。

 

クッションフロア

クッションフロアは、柔らかい素材で足に優しいため防音効果が高いのが特徴です。

また、価格も安く施工が簡単なので、気軽にリフォームできる床材です。

しかし、デメリットとしてはフローリングやフロアタイルに比べて耐久性が低く、長期間使用すると傷が目立ちやすくなります。

また、見た目が高級感に欠ける場合があるので、実物の事前確認が必要です。

 

フロアタイル

フロアタイルは耐久性が非常に高く、汚れに強い床材です。

見た目も石や木材を模したデザインが多く、手軽に高級感を演出できるのが大きな魅力です。

そのため、フロアタイルを使用すると、実用性と美しさを兼ね備えたリフォームが可能となります。

ただし、フローリングと比較すると硬さがあるので足元の感触が冷たく感じやすかったり、長時間立っていると疲れやすくなったりする人もいます。

 

カーペット

カーペットは、特に寒冷地や音が響きやすい場所に適しており、防音効果や暖かさを求める人におすすめの床材です。

さらに、デザインや色合いの選択肢が豊富で、インテリアに合わせたカスタマイズがしやすい点も魅力的です。

一方、カーペットは汚れが染み込みやすいため、掃除が大変になるデメリットがあります。

また、他の床材に比べて耐久性が低く、定期的なメンテナンスや交換が必要となる点にも注意が必要です。

 

 

まとめ

重ね張りは短期間でリフォームを完了させたい人や、予算を抑えて施工したい人に向いている工事です。

また、重ね貼りをすると防音効果が期待できるので、マンションや集合住宅に住んでいる人にもおすすめです。

一方で、床全体に大きなダメージがある場合や下地に劣化が見られる場合は、重ね張りではなく「張り替え」が推奨されます。

重ね貼りか張り替えかを迷っている人は、業者に相談すると適切な方法を選んでくれるのでよく検討してみましょう。

 

当社の床張り替えリフォームについては「床張り替え」をご覧ください。

 

*K*

 

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