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畳の張り替えとは?裏返し、表替え、新調の違いや実施タイミングを紹介

2024年8月17日更新

畳の張り替えとは?裏返し、表替え、新調の違いや実施タイミングを紹介

「畳はどれくらいの周期で張り替えるべきなの?」「張り替えと裏返しの違いがわからない!」とお悩みの人はいませんか?
畳の張り替えとは、畳の寿命を伸ばすのに欠かせないメンテナンスです。
そのため、しっかりとした知識がないと、畳の寿命を短くしたり無駄なメンテナンス費を払ってしまったりする場合があります。
そこで本記事では畳の張り替えについて、また正しいメンテナンス方法を紹介します。

 

 

畳の構造について

畳は以下の3つの部分でできています。

・畳表(たたみおもて)
・畳縁(たたみべり)
・畳床(たたみどこ)

 

畳表(たたみおもて)

畳表は畳の表面にあたる部分で、畳の美しさと快適さを保つ重要な役割を果たします。
イ草という天然素材で作られる場合が多く、心地よい感触と美しい見た目がメリットですが、使ううちに摩耗して色褪せるのがデメリットです。
一方で、イ草以外の素材も畳表に使用する場合があります。
例えば、合成繊維やポリプロピレン製の畳表は、耐久性が高く色褪せにくい特徴があり、掃除やメンテナンスが比較的容易であるため特に家庭用として人気があります。
畳表が傷むと、部屋全体の雰囲気が悪くなる可能性があるので、定期的にチェックして適切な手入れが必要です。

 

畳縁(たたみべり)

畳縁は、畳の四辺についている布製の部分であり、見た目を整えるだけでなく耐久性を高める役割もあります。
デザインや色はさまざまな種類があり、部屋のインテリアに合わせて選べるのが魅力です。
一方で注意点もあり、長期での使用や掃除の際に摩耗するため、状況に応じた交換が必要な部分です。
畳縁の劣化が進むと、畳全体の見た目や使用感に影響が出ますので、定期的にメンテナンスしておくとよいでしょう。

 

畳床(たたみどこ)

畳床は畳の内部にあたる部分で、主に木材やボードで作られています。
畳床は畳の強度を保つ重要な役割を担っているので、畳床が傷んで劣化すると適切に支持できなくなります。
劣化が進んで強度がなくなると畳の沈み込みなどが発生して、座ったり歩いたりするのが困難な状態になるので、畳床はとても重要な部分です。
畳床の状態は畳の寿命や快適さに直結するため、劣化が進んだ場合には畳全体の張り替えを検討するのがおすすめです。

 

 

畳の張り替え方法

畳の張り替えとは?裏返し、表替え、新調の違いや実施タイミングを紹介

畳の張り替え方法は大きく分けて以下の3つです。

・裏返し
・表替え
・新調

 

裏返し

畳の裏返しは、畳表をひっくり返して裏面を表面にする方法です。
使用状況や畳の種類によって異なりますが、裏返しは5年から10年ごとにおこなうのがよいでしょう。
また、作業時間も1〜2時間程度しか掛からないので、他のメンテナンス方法を比べて手軽に実施できるのがメリットです。
しかし、畳表の状態がひどく劣化していると裏返しだけでは対応できないので、表替えや新調を検討しましょう。

 

表替え

表替えは、古くなった畳表を新しく交換する方法です。
一般的には、畳表の使用状況にもよりますが、5〜10年ごとに表替えをおこなうと良いでしょう。
表替えには1日から2日ほどの時間がかかるので、裏返しよりは実施のハードルが高いです。
しかし、表替えをおこなうと畳の耐久性や見た目が向上し、長期間快適に使用できるようになります。
そのため、表替えは畳表の劣化が激しい場合に適しています。

 

新調

新調は、畳全体を新しくする方法です。
畳表、畳縁、畳床の全てを交換するため、畳全体がかなり傷んでいる場合におすすめです。
一般的には、畳の使用状況によりますが、15〜20年ごとに新調をおこなうと良いでしょう。
新調には時間と費用がかかりますが、畳全体がリフレッシュされ、より長く使用できるようになるのがメリットです。
思い切って新調を選ぶと、畳の状態が大幅に改善され快適な環境を取り戻せます。

 

 

畳の寿命を長持ちさせる方法

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畳の寿命を長持ちさせるには、以下の3つの方法があります。

・こまめな掃除
・換気する
・日光に当てない

 

こまめな掃除

畳の表面にほこりや汚れが溜まるとカビやダニの発生原因になるため、こまめな掃除が欠かせません。
こまめな掃除をおこなうと、畳の状態を良好に保てるので寿命を長持ちさせられます。
掃除方法としては掃除機を使うのがおすすめで、畳の表面や隙間のほこりを取り除いたり、畳の目に沿って優しく掃除したりするとよいでしょう。
また、湿気が多いとカビやダニが発生するので、乾いた布で拭くとよいでしょう。

 

換気する

湿気が多いと畳にカビやダニが発生しやすくなるので、畳の寿命を伸ばすためには部屋の換気が重要です。
特に梅雨や雨が多い時期には、窓を開けて部屋の湿気を逃がしましょう。
湿気がこもらないようにすると、畳の劣化を防ぎ長期間の使用が可能になります。

 

日光に当てない

畳を長持ちさせるには、日光からの保護が必要です。
畳は直射日光に当たると、色が褪せたり乾燥してしまう場合があります。
そのため、畳を守るためにカーテンや障子を利用して、日光が当たらないようにするとよいでしょう。
特に日差しが強い夏場などは、畳に直射日光が当たると劣化しやすいので注意が必要です。

 

 

畳の張り替えはどこに依頼すれば良い?

畳の張り替えとは?裏返し、表替え、新調の違いや実施タイミングを紹介
畳の張り替えは、以下の2つの業者でおこなえます。

・畳専門業者
・ホームセンター

 

畳専門業者

畳専門業者は、畳の張り替えやメンテナンスに特化した業者です。
畳に関して専門的な知識と技術を持っているのが特徴です。
特に、イ草の選定から施工までを丁寧に対応してくれたり、正確なアドバイスをしてくれたりするので高品質なサービスが期待できます。
費用はやや高めになる場合がありますが、品質を重視する方にはおすすめです。

ホームセンター

多くのホームセンターでは、畳の簡単なメンテナンスサービスを提供しています。
ホームセンターでの作業は、費用が安く短期間で済むことが多いです。
しかし、専門的な知識が不足している場合が多いので、複雑な作業や特殊な対応が必要な時は専門業者に依頼するのがよいでしょう。

 

 

当社の畳張り替えリフォームについてはこちら「畳の張り替えリフォーム」をご覧ください。

 

 

まとめ

畳は年数や劣化状況によって、大幅に寿命が変化する床材です。
そのため、寿命を短くしないためにも、日々のお手入れや張り替えがとても重要になってきます。
また、技術力の低い業者に張り替えを依頼すると、畳の寿命を短くする場合もあるので業者選びも重要です。
複数の業者に相見積もりを取ったり、口コミサイトで評判をチェックして、優良業者を見極めましょう。

 

*K*

 

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