「クッションフロアってどんな床材なの?」と疑問に思っている人はいませんか?
クッションフロアとは塩化ビニールでできている床材です。
別名「CFシート」とも呼ばれていて、その名の通りクッション性に優れているので、柔らかい踏み心地が特徴です。
その他にもさまざま特徴がありますが、クッションフロアの特徴をよく知らずに設置してしまって後悔する人が多いです。
本記事では、クッションフロアの特徴に関してご紹介します。
クッションフロアのメリット
クッションフロアのメリットは以下の3つです。
・水に強く、メンテナンスが容易
・施工しやすい
・安価でデザインが豊富
水に強く、メンテナンスが容易
クッションフロアは塩化ビニールでできているため、水をよく弾く性質があります。
また、クッションフロアは撥水性や防汚性にも優れており、油汚れがついても容易に掃除できます。
さらに、汚れがひどい場合は中性洗剤を使えばキレイになるので、シミになりにくく、日常的にメンテナンスしやすい床材です。
施工しやすい
クッションフロアは柔らかい材質であり、ハサミやカッターで簡単に切れるので施工しやすい床材です。
施工しやすいと工期が短くなるので、工事費用が安く済むメリットがあります。
また、両面テープを使って張り替え、撤去作業が容易にできるので、特にリフォームしづらいマンションに人気があります。
しかし、加工しやすいからといって自分でクッションフロアを張ると、浮きや剥がれの原因になるのでプロに依頼してください。
安価でデザインが豊富
クッションフロアは他の床材と比べると安価なため、気軽に購入できます。
また、クッションフロアは表面にさまざまなデザインをプリント加工できるので、自分好みにできる点も魅力です。
そのため、あまり予算を掛けられないけど、いろいろなデザインにリフォームしたいという人におすすめです。
クッションフロアのデメリット
クッションフロアのデメリットは以下の3つです。
・耐久性が低い
・安っぽくみえる
・通気性が悪い
耐久性が低い
クッションフロアは、耐久性が低い床材です。
特に、重い家具などを乗せたり引きづったりすると、凹みや傷や破けなどが起きます。
また、熱が原因で変色や変形するので、熱湯やタバコはもちろん、紫外線にも注意が必要です。
その他にも、ホコリが溜まって両面テープやボンドの粘着力がなくなり、すぐに剥がれや浮きの原因になりやすいです。
これらの点から、クッションフロアは他の床材と比べると耐久性が低く、経年劣化しやすいといえるでしょう。
安っぽくみえる
他の床材と比較すると、クッションフロアは安っぽく見える場合があります。
クッションフロアは木目調やレンガ調などのデザインがプリント加工されているので、どうしてもテカリがでてしまい、安っぽく見えやすいです。
そのため、木の質感や高級感を出したい場合はクッションフロアは不向きです。
通気性が悪い
クッションフロアは塩化ビニールでできているので通気性が悪く、高温多湿の空間ではカビが生えやすいです。
また、経年劣化で浮いてきて隙間に湿気が入り込んだ場合は、さらにカビが発生しやすいです。
カビ対策としては床の下地処理をする、カビ加工を施した商品を使用する、などをおすすめします。
クッションフロアの種類
クッションフロアには「住宅用クッションフロア」と「店舗用クッションフロア」の2種類があります。
住宅用クッションフロアは厚みが薄くできているので加工が容易な上、色や柄が豊富にあります。
一方、店舗用クッションフロアは土足で使用する目的で作られているので厚みがあり、傷がつきにくいのが特徴です。
また、両者は商品によって防音性に優れたもの、滑り止めが施されているもの、消臭効果が高いものなどさまざまな商品があります。
クッションフロアに向いている場所
クッションフロアに向いている場所は以下の3か所です。
・水回り
・子ども部屋
・ペットのいる部屋
水回り
クッションフロアは耐水性があるので、水回りに向いています。
そのため、日常的に水滴がつきやすい洗面脱衣所、トイレで使用するとよいでしょう。
また、撥水性もあり汚れがつきにくいので、油汚れが発生するキッチンなどにも強いです。
子ども部屋
クッションフロアはクッション性が高いので、子ども部屋に向いています。
クッション性が高いほど衝撃を吸収できるので、走り回って転んだり、ものを落としたりしても怪我無く安全に過ごせるでしょう。
また、子どもは飲み物や飲み物をこぼして床を汚す場合も多くあるので、撥水性や防汚性が高いクッションフロアは子ども部屋に向いています。
ペットのいる部屋
クッションフロアはクッション性が高いので、ペットの足腰に優しく、快適な空間で生活できるでしょう。
また、撥水性や防汚性が高いので、ペットがご飯を食べる時やトイレをする時にもクッションフロアは役立ちます。
最近では、消臭機能がついた商品もあるので、ペットの臭いを軽減できる部屋も作れます。
クッションフロアで後悔しないためには
クッションフロアで後悔しないためには、以下の4つのポイントを抑えておきましょう。
・フローリングとの違いを知る
・実物のサンプルを確認する
・短いサイクルで張り替える
・こまめに位置を変える
フローリングとの違いを知る
クッションフロアとフローリングの違いを把握しておくと、後悔しにくくなります。
フローリングは木製であるため、クッション性は低くて耐水性は低いですが、耐久性は高く質感がよいです。
一方で、クッションフロアは塩化ビニールであるため、クッション性が高く耐水性は高いですが、耐久性や質感はあまりよくありません。
それぞれメリットとデメリットがあるので、お部屋の目的にあった方を選ぶと後悔しにくいです。
実物のサンプルを確認する
クッションフロアを購入前に、実物のサンプルを確認しましょう。
カタログ写真と実物とでは見え方が異なる場合が多く、購入してからイメージと違ったというケースが多いです。
実物サンプルで確認すると質感や微妙な色に違いが確認できるので、張り替え後のイメージが予想しやすいです。
短いサイクルで張り替える
クッションフロアは耐久性が低いので、事前に張り替え計画をたてておくと後悔しにくいです。
床に大きな傷や破れが起きたまま過ごすと、不快な気持ちで毎日を過ごさなければいけません。
クッションフロアの寿命は10年〜15年ほどと言われているので、早めの張り替えを計画しておくと、キレイな床のまま毎日を快適に過ごせます。
こまめに位置を変える
こまめに家具の位置を変えると、クッションフロアに負荷が掛からないので凹みの跡が残りにくいです。
タンスやベッドなど大きな家具の移動は難しいですが、机やイスなど動かしやすいものの位置を変えるだけでも効果は違います。
まとめ
クッションフロアは「クッション性」「耐水性」「撥水性」「防汚性」が高い床材なので水回りや子ども部屋、ペットのいる部屋におすすめです。
しかし、クッションフロアは「耐久性が低い」「カビが生えやすい」などのデメリットもあるので、場合によっては後悔する人も珍しくありません。
そのため、しっかりとクッションフロアの特徴を把握して、部屋の目的やライフスタイルに合うかを確認することが重要です。
最近では、さまざまな機能を持ったクッションフロアがあるので、さまざまな商品を検討してみるのもよいでしょう。
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