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畳の張り替えは何年?畳の部位ごとの正しいメンテナンス方法をご紹介

2024年1月30日更新

「畳が傷んでいるような気がする」「畳の張り替えって何年くらいなの?」と思っている人はいませんか?

畳は部位ごとに寿命が異なるため、適切な周期でメンテナンスする必要があります。

メンテナンスせずに畳を放置しておくと、ダニやホコリによってカラダに悪影響をもたらします。
せっかく質のいい畳があっても、メンテナンス不足で台無しにしたくないですよね。

そこで今回は畳の張り替えについて紹介します。

畳の張り替えを適切な方法でできるよう、ぜひ参考にしてください。

 

畳の張り替えは何年?

畳のメンテナンス方法には、以下の3つの種類があります。

・裏返し→新品から3~5年後が周期
・表替え→新品から7年後が周期
・新調→新品から20年後が周期

 

裏返し

裏返しは畳表を上下逆にして綺麗な面を使用するメンテナンス方法であり、新品購入から3〜5年後がおすすめです。

また、裏返しをするときは畳縁も交換するので、これを機にデザインを変更する人もたくさんいます。
裏返しは畳のメンテナンスの中で最も低コストであり、作業も簡単なので当日中に納品される場合もあります。

ただし、劣化が激しい場合は裏返しが使えないので注意が必要です。

 

表替え

表替えは畳表と畳縁を新しく取り替えるメンテナンス方法であり、新品購入から7年後をおすすめしています。

裏返しをおこなった場合は5年後に表替えをすると良いでしょう。

表替えは裏返しと比べると作業ボリュームが多いため納品に時間が掛かりますが、これを機に畳表や畳縁のデザインを変更する人が多いです。

 

新調

畳の新調は10〜20年に1度おこなうことをおすすめしています。

3つのメンテナンスの中で一番高額であり、畳床が激しく劣化している場合に畳の新調は必要です。
畳表が劣化しているときは裏返しや表替えで対応できるのですが、畳床の劣化は新調することでしか解決できません。

逆を言うと畳床さえしっかり気をつけていれば、30年以上も使える場合があります。

 

畳の構造は?

畳は以下の3つの部位に分かれています。

・畳表(たたみおもて) 
・畳床(たたみどこ) 
・畳縁(たたみべり) 

それぞれ特徴について詳しく紹介します。

 

畳表(たたみおもて)

畳表は普段目にしている畳の表面部分のことをいいます。

イ草と糸を製織していて、通気性や保温性に優れる構造になってます。

畳表は「畳のお顔」部分であり、畳のデザインを大きく左右する部位です。

最近は和紙や樹脂で作ったものや塗料で染めたものなど多様な種類があります。

 

畳床(たたみどこ)

畳床は畳のベースとなる芯材です。

稲わらを何層にも重ね、麻糸で圧縮しているのが主流でしたが、近年では稲わらの不足によりポリエチレンや木材を圧縮した商品が多くあります。

畳床は普段見えないので気にしていない方が多いですが、畳の種類や素材によって弾力性・保湿性・断熱性・吸音性に大きく影響する部分です。

 

畳縁(たたみべり)

畳縁とは畳の縁についている布です。

畳の角を補強したり、畳の隙間を埋める役割があります。

よく「畳の縁を踏んではいけない」と言いますが、昔は色や柄などのデザインで座れる人の身分が分かれていたからという説があります。
そのため、無地や柄などさまざまな種類があり、デザインにこだわる人が多いです。

昔は綿や麻などの自然素材を使っていましたが、近年では耐久性重視でポリエステルなどの化学繊維もあります。

 

畳の寿命を判断する方法

年数だけで畳の寿命を判断するのは少し危険です。

畳の寿命は使用環境で大きく変わってきます。

使い方次第では一般的な寿命より前に劣化する可能性があるため、ここでは畳の寿命がわかる方法を3つ紹介します。

 

色で判断する

畳表に使われているイ草は古くなると色が変わってきます。

新品は緑色をしていますが、年数が経ってくると黄色になり、そこからさらに古くなると黒みがかった茶色になります。

黄色はまだいいですが、黒ずみがでてきたら寿命のサインです。

 

手触りで判断する

畳を長く使用していると、ささくれや切り傷が出てきます。

とくに、手や足で畳を触った際にイ草が付くと重度の劣化サインなので、早急に対応してください。

 

踏んだ時の感触

畳を踏んだ時にフワフワしたり、へこんだりする場合は寿命のサインです。

これは畳床がかなり劣化していることが原因にあります。

10年〜20年近くメンテナンスせずに使い続けていると、この現象が起こりやすいです。

 

畳の寿命を延ばす方法

畳の寿命を伸ばすためには、主に湿気に気をつけましょう。

水分を吸収しやすい性質である畳は、カビやダニが発生しやすいです。

そのため以下の3つの方法を徹底しましょう。

・定期的に換気と掃除をする
・畳の上にカーペットなどを敷かない
・飲み物をこぼしたらすぐに拭く

換気に関しては出来るだけ日陰でおこないましょう。

畳は直射日光に当たると、変色して劣化の原因になるため注意が必要です。

また、畳表は傷つきやすいという事を覚えておきましょう。

よくある話ですが、畳の上で大きな家具を引きずって寿命を早めてしまうことがあります。

 

畳の新調には琉球畳もおすすめ

琉球畳とは沖縄の「七島い(しちとうい)」という素材でつくられた畳です。

現在では七島いだけではなく、イ草や樹脂・和紙を使ったものもあります。

近年その独特なデザインから、リフォームや新調の際に琉球畳に変える人が多くなっています。

畳の新調を検討している方はぜひチェックしてみてください。

 

琉球畳の特徴は以下の通りです。

・畳縁がない
・裏返しができない
・半畳サイズ

 

代表的な特徴は畳縁がないことが挙げられ、近年独特なデザインでインテリア好きに人気があります。

メンテナンス面では裏返しができない特徴があり、劣化すると表替えか新調するしかありません。

ものによっては表替えもできない商品もあるので注意してください。

加えて琉球畳は半畳サイズのものが多く、通常の畳と比べると枚数が必要になります。

10年〜20年ほどで新調が必要なので、琉球畳の購入はコストと耐久性を考慮して検討してください。

 

まとめ

畳はメンテナンスをしなくてもいいと考えている人は多いのではないでしょうか。

今回、畳の寿命を紹介しましたが、適切な日々のお手入れやメンテナンスをすると寿命は大幅に変わってきます。

本記事を読んで「しばらく何もしていないな」と思った方は、カビやダニが繁殖している可能性が高いので早めのメンテナンスをおこないましょう。

 

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