フローリングは基本的に耐用年数が長いのがメリットですが、お手入れをきちんとすることが大切です。
フローリングのお手入れはどのようにするのが良いのでしょうか?
フローリングにもいくつかの種類があります。
フローリングの種類とともに、フローリングを長く綺麗に使用するためのお掃除などのお手入れ方法をご紹介します。
フローリングとは
フローリングは、木質系の表面が加工された床材のことです。
木のぬくもりが感じられる質感が人気で、和風のお部屋にも洋風のお部屋にも似合う床材です。
畳とは違って、どんなインテリアにもなじみやすいのもポイント。
この記事ではお手入れについて詳しくご紹介しますが、フローリングはお手入れが手軽なのも魅力です。
またバリアフリーにしやすいのもフローリングの特徴で、近年は畳からフローリングへの床材の張り替えを希望する方も増えています。
畳からフローリングへの貼り替えについては、以下の記事でも詳しくご紹介しています。
フローリングの種類
フローリングの種類について見ていきましょう。
フローリングには、大きく分けて以下の2種類があります。
無垢フローリング
無垢フローリングは、天然木100%の床材です。
そのため、木目が一定ではなく、パーツによってさまざまな模様になるのも特徴です。
より自然な風合いが好みな方には、無垢フローリングがおすすめです。
また無垢フローリングには、無垢材ならではの調湿効果があるのも魅力。
ただ天然木なので、木材が反ってきたり、割れてしまったりするデメリットもあります。
複合フローリング
複合フローリングは、合板などの木材に、天然木や化粧シートなどを貼り合わせた床材です。
無垢フローリングに比べると、表面の加工などが一定で統一感があります。
また抗菌・抗ウイルス、防音、耐薬品などの機能が付加されているものもあり、無垢フローリングに比べると安価なのもポイント。
デメリットは、無垢材に比べると木のぬくもり感が少なく、ホルムアルデヒドなどを含んだ接着材を使用している可能性があることです。
弊社ではフローリングを始めとするさまざまな床材を取り扱っていますので、床の貼り替えを検討されている方はお気軽にご相談ください。
フローリングの種類ごとのお手入れ方法
フローリングの種類によって、お手入れ方法も異なります。
以下では、フローリングの種類別のお手入れ方法について、詳しくご紹介します。
無垢フローリングのお手入れ方法
まずは無垢フローリングのお手入れ方法をご紹介しましょう。
無垢フローリングは以下のようにお手入れすれば大丈夫です。
基本的に乾いた布・雑巾で拭く
フローリングのお掃除をする場合は、基本的に乾いた布や乾いた雑巾で拭くようにしましょう。
また掃除機を掛ければ、埃やゴミなどは簡単に除去できます。
隙間に何かが詰まっている場合は、爪楊枝などで取り除きましょう。
汚れがある場合は固く絞った雑巾で拭く
フローリングに汚れがある場合は、固く絞った雑巾で拭きましょう。
基本的に天然木100%の無垢フローリングの水拭きはおすすめできないので、雑巾を水で濡らす場合は固く絞ってください。
雑巾で拭いた後は、必ずから拭きを忘れないようにしましょう。
汚れが落ちない場合は中性洗剤を使う
頑固な汚れがある場合は、中性洗剤を使用しましょう。
中性洗剤を薄めたものを雑巾に含ませ、固く絞って拭きます。
最後は乾いた雑巾でから拭きをするようにしましょう。
複合フローリングのお手入れ方法
複合フローリングは、表面の素材によってお手入れ方法が異なります。
ただ基本的に無垢フローリングと同じお手入れを行っていれば大丈夫です。
複合フローリングの素材によっては、薄めた重曹やセスキ炭酸ソーダを使用できることもあります。
複合フローリングの場合は表面の素材を確認し、適切なお手入れを行いましょう。
フローリングを長く綺麗に使うために気をつけたいこと
フローリングを長く綺麗に使うためには、日頃から以下のことに気をつけておきましょう。
日々のお掃除は掃除機やドライシートで
フローリングの基本的な日々のお掃除は、掃除機やドライシートによるものでOKです。
毎日埃やゴミなどを取り除いておけば、フローリングはそれほど汚れることはありません。
何かをこぼしてしまった時などは、すぐに拭き取り、必要であれば中性洗剤を使用して拭くようにしましょう。
水拭きをした後は、必ず乾いた布でから拭きを行ってください。
1週間に1度程度は固く絞った雑巾で拭く
日々のお手入れは掃除機やドライシートによるもので大丈夫ですが、1週間に一度程度は固く絞った雑巾でお手入れするとフローリングが綺麗に保たれます。
固く絞った雑巾で拭いた後は、乾いた布で表面を拭くのも忘れないようにしましょう。
1ヶ月に一度程度は中性洗剤を含ませた雑巾で拭く
フローリングは、1ヶ月に一度程度、中性洗剤を含ませた雑巾か布で拭くと良いでしょう。
中性洗剤は原液ではなく薄めたものを使用してください。
中性洗剤で拭いた後は、乾いた布で拭き取ってください。
オイル塗装のフローリングは1年に1度程度再塗装をする
フローリングには、オイル塗装が施されたものもあります。
オイル塗装されたフローリングは、年に一度、専用のオイルによる塗装を行いましょう。
また、フローリングにはオイル以外にも、ワックスやウレタンで塗装されたものがあります。
これらの塗装も、定期的に再塗装する必要があります。
フローリングワックスは半年〜1年程度、ウレタンの場合は数年程度は再塗装が必要ありません。
また、ウレタンの再塗装は基本的に業者に頼むのがおすすめです。
フローリングはお手入れ次第で長く綺麗に利用できる!
フローリングのお手入れについてご紹介してきました。
フローリングはお手入れが簡単なのがメリットの床材です。
日々のお手入れは、ドライシートや掃除機、乾いた布などで拭くだけでOK。
週に一度程度は固く絞った雑巾で拭くと良いでしょう。
フローリングはお手入れ次第で長く綺麗に使用できる床材でもあります。
適切なお手入れをして、フローリングを長持ちさせましょう!
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